日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

赤牛虻の恐怖(アカウシアブ)

2007-07-26 | 昆虫

今日から夏休み

子ども達の楽しみは学校のプールで泳ぐことだ

プールで泳ぐのはいいのだが

休憩時間にプールサイドでまとわりつく奴がいる

アブである

花の蜜を吸うかわいいハナアブではない

家畜や人の血を啜る吸血性のアブだ

ワシはカやハチよりアブが嫌いである

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小さい方はシロフアブ

大きい方はアカウシアブ

こいつらは音もなく人の体に止まり

チクッと血を吸って去っていく

噛まれた場所ははれて非常に痒い

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アカウシアブはやけに黄色いのでハチと良く間違われる

刺された子の親が

「ハチを放っておくなんて学校は何をしているんだ」

と抗議してきたこともある

しかし

これらのアブはハチとは全く違う暮らしぶりなのだ

ハチは巣を守るためにだけ攻撃するから

人間から近づいたりしなければ襲って来ないが

アブは自分が卵を産む栄養をつけるために

自分から人間を襲う

ハチは巣を作るが

アブは巣を作らない

アブはカやハエのような暮らしをしているのだ

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だからどうしても一網打尽になどできない

各個撃破していくしかないのだ

上の写真は本日水泳強化練習1時間の戦果である

これだけの子ども達を

手足の腫れから救うことができたと思えば

百円均一のハエたたきも喜ぶことだろう

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何しろこんな口器(黒い方ね)で

傷つけられるのだから

刺された時も蚊とは比べ物にならないくらい痛い

蚊がスリだとするなら

虻はカツアゲである

蚊が万引きだとするなら

虻は強盗である

やっぱり虻の方が嫌われて当然だね

コメント
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