今日から夏休み
子ども達の楽しみは学校のプールで泳ぐことだ
プールで泳ぐのはいいのだが
休憩時間にプールサイドでまとわりつく奴がいる
アブである
花の蜜を吸うかわいいハナアブではない
家畜や人の血を啜る吸血性のアブだ
ワシはカやハチよりアブが嫌いである
小さい方はシロフアブ
大きい方はアカウシアブ
こいつらは音もなく人の体に止まり
チクッと血を吸って去っていく
噛まれた場所ははれて非常に痒い
アカウシアブはやけに黄色いのでハチと良く間違われる
刺された子の親が
「ハチを放っておくなんて学校は何をしているんだ」
と抗議してきたこともある
しかし
これらのアブはハチとは全く違う暮らしぶりなのだ
ハチは巣を守るためにだけ攻撃するから
人間から近づいたりしなければ襲って来ないが
アブは自分が卵を産む栄養をつけるために
自分から人間を襲う
ハチは巣を作るが
アブは巣を作らない
アブはカやハエのような暮らしをしているのだ
だからどうしても一網打尽になどできない
各個撃破していくしかないのだ
上の写真は本日水泳強化練習1時間の戦果である
これだけの子ども達を
手足の腫れから救うことができたと思えば
百円均一のハエたたきも喜ぶことだろう
何しろこんな口器(黒い方ね)で
傷つけられるのだから
刺された時も蚊とは比べ物にならないくらい痛い
蚊がスリだとするなら
虻はカツアゲである
蚊が万引きだとするなら
虻は強盗である
やっぱり虻の方が嫌われて当然だね