日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

植物ステロール(分子模型)

2007-07-08 | 分子模型図鑑

食用油の事を調べていたら

このごろの油には

植物性ステロールがわざわざ配合されていることを知った

植物性ステロールは天然の成分です

と謳っているが

素性が問題なのではない

その割合が問題なのだ

素性を言うなら

フグ毒だって天然の成分

 

コレステロール(再掲)

コレステロール

コレステロールはこんな形

我々動物の細胞膜を構成する重要な物質

植物ステロールは

上記のコレステロールに良く似た分子のグループだ

カンペステロール

カンペステロール

シトステロール

シトステロール

スチグマステロール

スチグマステロール

タラキサステロール

タラキサステロール

ブラシカステロール

ブラシカステロール

大豆の成分としては

シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール

があげられる

これらは多くの植物に含まれるステロール

タラキサステロールはタンポポなど   

ブラシカステロールはアブラナなど

微妙な違いはあっても

植物の細胞膜を構成する一員だ

 

なぜこれらが食用油に添加されるようになったかというと

(口から入る)コレステロールを減らすためだそうだ

植物ステロールはコレステロールによく似ているので

吸収される時コレステロールのふりをして体内に入る

その分だけコレステロールの吸収の妨げになるという訳だ

 

そして植物ステロールは消化されずに

体外に排出されるのだという

よくよく日本人は消化されない食べ物が好きなようだ

はたしてそれは食べ物なのかい

 

コレステロールは体内でしっかり作られているので

食事中のコレステロールを気にしなくてはならないのは

病気の人だけだ

健康な人の食卓に

不自然な食品は

並べないほうがよいのではないだろうか

コメント
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