すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

あれから8年、「3・11」の政治の責任

2019年03月10日 | 地震・原発

昨土曜日は雲一つない快晴のぽかぽか陽気の中、上越市へ車を走らせました。目的は孫のパパが年度末の出勤なので孫の顔を見に・・・、日頃の休日は“おじゃま虫”にならないようにしています。(笑)

市内を東西に横切る北陸自動車道高架橋の向こうには晴れ渡る頚城の山々で、久しぶりの孫とのご対面に花粉症もどこへやらでウキウキです。

孫から元気をもらい、帰り道に山麓線の「ひららぎ事務所」へ立ち寄り、手持ちの『原発再稼働STOP!』ポスターを届けました。4月7日投開票の新潟県議会議員選、原発再稼働阻止を公約として掲げられない候補者も多く、有権者もしっかりと目を開かねばまた同じことを繰り返すのではと痛感です。

帰途の日本海は波静かな春の海で、西の空には驚くほど燃えるような茜色です。やっと国道8号浦本漁港辺りで車を止め、日没直前を撮ることができ山と海の2枚をアップです。

昨夜11時からETV特集「誰が命を救うのか 医師たちの原発事故」を視聴です。福島第一原発の事故発生直後、福島に入っていった医師たちがおり、原発安全神話のもとで事故時の医療の準備はほとんどなく、国の指揮命令系統は混乱に陥っていたことを取り上げていました。

放射能汚染された住民の対応や、原子炉爆発で負傷した自衛隊員の治療など、最前線で奔走した医師たちには、命をめぐる重い判断がゆだねられ、NHKが独自に入手した数千に及ぶ医師たち自身の撮影による写真と映像から、当時の医療現場のすさまじい実態が伝わります。

また原発敷地内の汚染水タンクは962基、総量は100万トンを超え、トリチウムを含むこの膨大な量の放射能汚染水を政府は海洋に薄めて放流することを計画です。地元漁業関連者らの苦しい選択と、東京電力への不信感も丁寧に取り上げており、自民党ら原発推進者こそ必見の番組でした。

ANNより借用

さらに2013年、東京五輪誘致でアベ首相は世界へ「汚染水はアンダーコントロールされている」と発信し、「私が保証します」と言っていた映像を見るにつけ、国民だけでなく世界の人々へウソをついていることにも怒りを覚えるひと時です。

今日はドンより雲の日曜日、隣りの上の孫は昨日からパパと志賀高原スキー場に、下の孫はママと根知シーサイドバレースキー場へ・・・。私は「3・11」に思いを寄せ、夜9時からのNHKスペシャル「終(つい)の住みかと言うけれど…~取り残される被災者~」を視聴です。

震災から8年が経っても壊れたままの家に住む在宅被災者たち、復興から取り残される被災者が続出している深刻な実態に政治の責任を痛感です。そして私たちは何ができるのかと考え、8年前の「3・11」を“忘れないこと”もその一つではと思う、南よりの風が強まってきた終日です。