すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

いのち軽視の原発再稼働と原子力規制委員会

2017年12月28日 | 地震・原発

今年も残りわずかとなった昨日はホワイトアウトのような大荒れで、今日も糸魚川市には波浪警報が出て今季一番の冷え込みです。

東京電力柏崎刈羽原発6、7号機が新規制基準に「適合」していると正式に認めた原子力規制委員会の昨日のニュースに身震いです。柏崎刈羽原発は福島第一原発事故を起こした同じ沸騰水型で、東京電力として事故後初の新基準適合となり国内では7番目です。(写真はNHK NEWS WEBから借用)

原発再稼働には、新規制基準への適合と地元同意という二枚の切符が必要で、原子力規制委員会はその一枚を東京電力に与えましたが、新潟県の米山知事は福島事故の検証が終わらない限り再稼働の議論をしないと明言をしています。

新潟県は東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の議論に入る前提として、福島事故の検証を独自に進めていますが、事故時に炉心溶融(メルトダウン)の公表が遅れた問題で、26日の東電との合同検証委員会で、「炉心溶融という言葉の使用について官邸からの指示はなく、使わないよう社内に指示したのは当時の清水正孝社長の判断だった」とする調査結果を公表です。

そんな年の瀬の今、なぜ原子力規制委員会は柏崎刈羽原発の審査を優先して進めたのか、寄せられた870件のパブコメをどのように受け止めているのか、更田委員長は「感情論ではなく・・・」と言っていましたが、感情を失った人間のいのち軽視の再稼働へ黙っていては年を越せない思いです。

愛犬が逝って4日目、エサ箱や衛生用品などの片付けを行いましたが、まだリミがいるような錯覚を憶えます。上の孫は朝から根知谷のシーサイドバレースキー場へ・・・、下の孫とコタツにもぐって人間にも厳しいこの寒さでは老犬にとって乗り切れなかったのではと、“原発ホワイトアウト”を重ねる一日です。