すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

データ改ざんの神戸製鋼は“第二の東京電力”!?

2017年11月03日 | 日々思うこと

今日は朝から快晴で気温も上昇の洗濯日和です。午後から根知谷のシーサイドバレースキー場内の歩荷(ぼっか)茶屋の“新そばまつり”へ出かけました。根知産100%のそば粉と自然豊かな地下水を使ったお蕎麦は格別のお味です。いつも遠くから見ている雨飾山も、麓まで来ると見上げる大きさです。スキー場には横文字ばかりの登り旗がいっぱいなので気になり、お若い人にたずねるとスキー道具などのセールだそうで、もうそんなシーズンなのですね。

スキーといえば隣りの孫たちは雪が降るまではサッカーで、今朝は家族で新潟ビックスワンへと出かけました。庭の桜の木の間からは抜けるような青空で、今秋は紅葉の前に落ち葉となっていますが来春に咲く花芽がもうできているのでしょうか。

今夜のNHKニュースのトップは、来日中のトランプ米大統領の長女イバンカ大統領補佐官です。そして本日のアベ首相といえば、海外の女性指導者らを東京に招いて女性政策を議論する国際シンポジウム(女性版ダボス会議)の関連行事に出席し、イバンカ大統領補佐官が設立に関わった女性起業家を支援する基金へ、何と5千万ドル(約57億円)の拠出を表明しているので驚くばかりです。

ところで先月、製品の性能データ改ざん問題が発覚した神戸製鋼ですが、原発のウラン燃料を入れる管や原子炉を冷やすための冷却水循環用ポンプの材料といった重要な機器の部品や原子炉を守る格納容器の素材など、原発のあらゆる分野にわたり供給してきました。配管と機器をつなぐ溶接についても神戸製鋼はトップメーカーで、数十年前から役員も知りながら続いていたという品質管理データの改ざんに“第二の東京電力”を感じてしまいます。

また柏崎刈羽原発6・7号機の原子力規制委員会審査書へのパブコメは本日が締め切りで、一県民として原発への素朴な意見をまとめで昨夜やっと送信です。そして今日は1946年に日本国憲法が公布された「文化の日」、祝日法によれば「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としていますが、アベ政権下で少しづつ色あせているよう思えてならない終日です。


「批判があってこその民主主義」とメディア操作と

2017年11月02日 | 日々思うこと

新潟日報社創業140年創刊75周年の記念式典に出席の米山知事、昨日のfbで「批判があってこその民主主義」と・・・、歴史を振り返ると、批判なき政治はいつの世も独裁につながってきました。また米山知事は新潟1区比例区選出の国会議員の「野党系が多数を占める新潟県において、『新潟県だけ』国の予算が下りてこない異常事態が続く可能性もあります。」とのブログへも痛烈な批判です。

読書週間という訳ではないのですが、衆院選が終わって一段落し早速注文した一冊が本間 龍著メディアに操作される憲法改正国民投票』(岩波ブックレット ¥562)です。「国民投票の致命的欠陥を放置したまま、憲法改正国民投票に突入したら、いったい何が起こるか」と、メディアを仕切る巨大なブラック広告代理店ともいわれる電通の情報操作を指摘です。著者は博報堂元社員で、電通社員の過労自殺や原発プロパガンダの問題にメスを入れてきた人だけに興味が高まります。

そして一年ほど前にも騒がれていた自民党のネット工作、世論操作のためにアルバイト工作員を税金で雇うことを、ネット問題に詳しいジャーナリストの津田大介氏や「一水会」の鈴木邦男氏が指摘で、ネトウヨ(ネット右翼)の存在が肥大化していることを思い出します。

昨日やっと玄関先のローカの暖簾を冬用に入れ替えです。夏用は麻布の藍染めで、かなり前に求めたお気に入りの一つです。冬用は木綿地の刺し子で、これは12年ほど前に飛騨高山で求めたものです。家の中でもこうして季節は移り変わり、過ぎ去る歳月の速さを感じる昨今です。


同じ道を繰り返す自民党憲法草案

2017年11月01日 | 日々思うこと

今日から霜月11月、今朝は放射冷却で日中の気温が上昇して頚城の山々の雪は少し消えたようです。午後3時半過ぎに市役所へ出かけ、その帰り道に美山公園まで上がろうかと迷いながら、そのまま大型電気店で買い物を済ませて駐車場から撮った一枚です。

そして今日は特別国会の召集日で、衆院選で勝ち抜いた新人56人の登院で、新潟5区選出で自民党の泉田裕彦氏の姿も見えます。映像を見ながらこの国会へ新潟6区から梅谷守さんを送り出せなかったことが悔やまれてなりません。

夜9時のNHKニュース番組の最中に、第98代総理大臣となったアベ首相の記者会見に耳を傾けました。全閣僚を再任して第4次安倍内閣を発足させ、来年秋の自民党総裁選での3選をにらみつつ、憲法改正に向けた動きを加速させたい考えが伝わってきます。改めて自民党憲法草案を読み解くと、基本的人権も危うい国のあり方が伝わり、これで孫たちの世代に平和が保てるのかと案じてしまいます。

「愚が国を滅ぼす」と戦時下、橘学苑を創設した経団連の土光敏夫元会長の母の登美さんの言葉や、上越市在住の児童文学作家の杉みき子さんの「本を読まない人が戦争を起こす」を思い出す霜月の始めです。

また神奈川新聞カナコロ「時代の正体」、“もう一度平和の話しを”では、平和の研究で第一線に立つ明治学院大学の高原孝生教授の心に響く言葉です。http://www.kanaloco.jp/article/287574