今日は午後2時から『2017年・第20代高校生平和大使』として、8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れた高田高校1年生の神谷優季さんの「帰国報告会」が上越の教育会館であり、小雨の中を友人と一緒に出かけました。
優季さんは映像を用いながらの報告で、全国から選ばれた22人と国連欧州本部へ核兵器廃絶と平和な世界の実現を願う署名簿を持参しての訪問です。その他に、労働組合の世界組織UNIグローバルユニオンや世界YWCA、軍縮会議日本政府代表支部への訪問報告も行われました。
さらにスイスのある州立高校の平和学習では日本の「はだしのゲン」を使っていることや、「核兵器は大量虐殺兵器である」などと力強い報告です。その後の質疑で、大人たちの質問に自分の言葉で堂々と答えるその姿に感心するばかりです。
優季さんはこの3月までは中学生で高校生平和大使の応募締め切りが5月8日、高校生になったばかりの短い期間での応募への行動力にも目を見張ります。また糸魚川市内の塾で3月まで英語を指導していた友人は、優季さんはたくさんの本を読み塾のトップクラスであったことも語ってくれました。
充実の帰国報告会は1時間ほどで終了し、今日は同乗者もいることで暗くならないうちに帰途に着きました。西の空の太陽は眩いほどで、日没前の4時半頃に無事に帰宅です。少し落ち着いてからパソコンに向かうと、米山知事のブログに神谷優季さんが表敬訪問をした写真がアップされています。
知事は「今回は政治的にも色々ありましたが、それを含めてよい勉強になったと思います。これを機に、平和の理想と、そこに一歩づつでも近づくための現実を考えていかれると良いかもしれませんね。頑張って下さい。」とお話しされたそうです。
私も現職市議の時に「県女性議員の会」の役員として、何度も泉田知事時代の知事室を訪れていましたが、写真のこの場所に糸魚川産ヒスイと思しき国石が飾ってあったかなと目を細め、高校生平和大使が訴える核兵器廃絶と平和の尊さを改めて学ぶ一日の終わりです。