すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

梅雨明けの第3次アベ改造内閣の不透明さ

2017年08月03日 | 日々思うこと

新潟気象台は昨日、やっと北陸地方は梅雨明けとみられると発表です。平年より9日遅く、梅雨明け発表が8月になったのは2013年以来の4年ぶりで、梅雨期間の石川・富山・新潟の各県では平年の2倍の降雨量でした。

今日の隣りの孫たちは能生地域、県立海洋高校の生徒運営「まなびリウム」に参加で、海でシュノーケリング初体験です。私は朝から上越市へと車を走らせましたが、梅雨明けのジリジリとした暑さで、藤崎海水浴場辺りの浜茶屋は平日とあってか静かです。

下の写真は昨夕の姫川桜堤周辺の田んぼで、頚城の山々は雲に隠れても稲はスクスク成長です。

そして本日、第3次アベ改造内閣が発足し、夕方のアベ首相は深々と頭を下げての不自然会見で、政権を奪還した2012年の初心に戻り、一致結束して前進したいと・・・。内閣支持率が急落する中で、安定性を重視した新たな布陣だそうですが、政策においては今までと変わらず「結果を出す」と相変わらずの強気姿勢です。

憲法改正については「スケジュールありきではない」と、その時どきを巧みに使い分ける強かさで、頭を下げての反省謝罪で森友や加計学園問題を幕引きにするつもりなのでしょうか。梅雨が明けたものの、第3次アベ改造内閣の先行き不透明さを感じながら誤魔化されないようにと・・・。

1日付け写真の平和像について、「お友達」のTさんが駅前の「長岡戦災資料館」内に設置されていることを教えてくださいました。長岡空襲の惨禍を記録・保存し伝え、長岡空襲を語り継いでいくための市民活動の場として平成15年7月に開設です。

空襲を体験された市民と、戦争を知らずに育った戦後世代の市民とが、それぞれに力を出し合い、平和のために一緒になって活動し、次の世代に平和の尊さを伝えていくことが、長岡市HP「長岡戦災資料館」に明記されているので驚きです。そんなことで、せめて8月だけでも親子で戦争と平和を考えたいものですね。


梅雨明けぬ8月の恒久平和への願い

2017年08月01日 | 日々思うこと

今日から8月、このところ気温は30度以下でも湿度が高いことで蒸し暑い日が続きます。暦の上ではあと一週間で立秋ですが、北陸地方の梅雨明けはいつになるのでしょうか。

8月といえば先の戦争を忘れてはなりません。毎年華やかな「長岡まつり」、その起源は長岡の歴史に刻み込まれた最も痛ましい、あの夏の日に発しています。 今から72年前の昭和20年8月1日の夜、B29大型爆撃機が来襲し旧市街地の8割が焼け野原になりました。

「平和への希求」のシンボルとして、平和の森公園に昭和26年(1951)平和像を建立、女神を中心にボールを手にする女の子と本を読む男の子のブロンズの群像です。これは昭和25年から新潟県教職員組合が中心となり、長岡市が後援するかたちで進められたそうです。

また「長岡まつり」の前夜祭として毎年7月31日に「平和の森コンサート」が行われています。72年の歳月で戦争を語り継ぐ人たちも少なくなっている中、このようなコンサートが企画されていることにも目を見張ります。「平和の森コンサート」HPや「長岡花火」公式ウェブサイトからも、恒久平和への思いがしっかりと伝わってきます。

7月の終わりの昨日の午後、曇り空の中を能生谷郷の茶店「えほん」まで車を走らせました。久しぶりの“四方山話し”と国連宛の核兵器廃絶の署名をもらい、今日は「高校生平和大使」の神谷優季さんへ間接的に手渡すことができました。身近なところで若い人たちが動き始めていることを嬉しく思う8月のスタートです。