すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

新国立競技場計画2案と原発停止は地域経済に影響なし!

2015年12月15日 | 日々思うこと

白紙に戻された新国立競技場計画でしたが今回公表された2案の外観について、関係者からはさまざまな意見が出ています。撤回された英国の女流建築家ザハ氏の巨大な弓状構造物キールアーチを「生ガキ」と表し、組織委のトップらしくない発言と批判を受けた森会長でしたが、またしても今回のA・B2案について「B案がいい」と早々の発言です。そもそもコンペなるものは、優れた案を広く公平に選ぶためのものであるはずですが、元首相とはいえ何ともお恥ずかしい限りです。

ところで今夜7時のNHKニュースで、2人の建築家の名前が紹介されているので驚きました。A・B案とも注目されているのは、どちらも“杜のスタジアム”という名称で木材を豊富に使うそうで、早くもこれらの木材の調達を懸念する声もあるようです。新国立競技場が日本林業の後押しになるのかは、まだどちらのデザイン案になるかも決まっていない段階で、師走とはいえ“せっかちな人”が多いようですね。(写真上がA案、下がB案)

ところで本日の新潟日報、「原発停止 地元67社 影響ない」の記事に注目です。新潟日報社は12日までに、東京電力柏崎刈羽原発が地域経済に与えた影響や貢献度を調べる目的で、地元企業100社を無作為抽出しての聞き取り調査です。現在、柏崎刈羽原発は全7基が停止中ですが、3分の2の企業が全基停止による売り上げの減少について「ない」と回答し、経営面への影響を否定しています。

1号機が運転を始めてから今年で30年、原発関連の仕事を定期的に受注したことがあると答えた地元企業は1割余りだそうで、30年間で会社の業績や規模が「縮小」したとの回答が4割を超え、原発の存在が地元企業の成長にはつながっていない実態が鮮明です。

そして一年の過ぎ去る速さに驚いてばかりいられないのですが、昨年の今日のブログでは「衆院選、アホノミクスの作戦勝ち!」と綴っていました。14日の投票日朝から上越糸魚川地方には大雪警報と風雪波浪注意報が出て、JRの各線は雪の影響で運休などが続出でした。有権者はとんでもない選択をしたものだと受け止めながら一年前を読み返す終日です。http://blog.goo.ne.jp/suzuki0410/e/9b278282377305b97b4a444fc5255842