寒風の中での衆院選、メディアの予想通りとはいえ先進国最低の52.66%という投票率で3分の2議席を獲得できるこの小選挙区制度に改めて首を傾げてしまいます。新潟県内も過去最低の52.71%で半数の有権者が投票所に行かなかったということですが、これは雪や寒さによる影響も大きかったことでしょう。となるとこの次期に解散を仕掛けた安倍さんの“作戦勝ち!”、国民からアベノミクスの信任を得たと暴走は留まることはなさそうです。何よりも一番懸念するのは閣議決定での集団的自衛権の行使と原発再稼動へ向けて一気に加速することです。
終戦後、土光敏夫さん(元経団連会長)の母登美さんが「愚が日本を滅ぼす」と、私財を投じて横浜に橘女学校を創立したことは以前のホームページ『日々雑感』(2012年12月13日)でも書き込みましたが、自公圧勝は有権者が選んだ“愚”として受け止めねばなりません。
週末の能生「えほん」でのクリスマス会も予想通りの少数でしたが、それなりの楽しさもあり和気あいあいのひと時でした。写真は焼き上がった“キャンドルハウス”と、今年は豊作でと友人からいただいた柚子です。陶製の“キャンドルハウス”はこれで二作目ですが、前回は孫と一緒の創作で建物の構造上の失敗(?)で、今回は壁構造でしっかりと屋根を支えました。室内の照明を消してロウソクを中に入れて着火すると小さな窓から光が・・・、孫たちも喜んでくれたので私も幸せ気分です。
気分といえば衆院選のことを考えると晴れるはずもなく、気分転換にと30年(?)ぶりに毛糸編みに挑戦です。先月のNHKすてきにハンドメイドの番組で、ニット作家の広瀬光治さんの手編みの帽子を見て急に編みたくなって本屋さんへ行くとすでに11月号テキストは完売です。そんなことでNHK出版から直接テキストと材料を注文し週末に届いたので、孫たちの帽子をクリスマスプレゼントにと黙々と一個編み上げました。残りはあと二個で、ピンク色の毛糸はいつも孫のめんどうを見てくださる根知のお母さん用でクリスマスまで間に合わせようと・・・。
ところで14日の投票日朝から上越糸魚川地方には大雪警報と風雪波浪注意報が出て、JRの各線は雪の影響で運休などが続出でした。今週の天気予報は雪マーク(正確には雪ダルマ)で、晴れる日がなさそうな不安定な一週間が続きそうです。夕方になって関西の友人からMLが届き、同志社大学・院の国際経済学教授の浜のり子さんが「将棋が負けそうになって将棋盤をひっくり返すような選挙」と・・・。そして浜のり子さんはアベノミクスをアホノミクスと喝破し、最近ではドアホノミクスとも・・・。今回の衆院選で自公は圧勝したとはいえ、沖縄全選挙区では自民が敗北という結果です。このままあきらめては子どもたちの未来は暗く、明るい光に向かって私もまたがんばろう!
それにしても新潟から、3区の黒岩、1区落選比例当選西村の両氏の復帰は、大きな期待が持てます。
素早いコメントありがとうございます。
このギヤグは経済学者浜のり子さんゆずりで、今ではドアホノミクスというそうですよ。(笑)
黒岩宇洋さんに当確が出た時は嬉しかったです。
西村ちなみさんも善戦でしたから、比例当選でも良かったですね。
中身の“からっぽ議員”とは違い大いに期待です。
国会復帰で活躍してくれること間違いなしの実力派ですね。