すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

西へ東への師走とNHKスペシャルと

2015年12月21日 | 日々思うこと

昨日は朝から真冬とは思えないほどの快晴で、日本海の水平線近くに薄い雲があるだけで見渡す限りの青空です。午前中に「ビーチホールまがたま」で孫のピアノ発表会があるので出かけ、その後は上越市まで車を走らせました。途中でお腹が空いたので「名立うみてらす」で遅い昼食を・・・、海鮮丼を美味しくいただきました。

上越では市民プラザで用事を済ませて直ぐに帰途に着き、あまりにも天気がよいので能生百川地区の冬桜を撮ろうと途中下車です。いつも国道から眺めていた桜の木でしたが、意外にも近くへ寄ったらシャッターを押すよい場所が見当たらず家と家の間から見上げてやっと撮ることができました。

その後は旧市内に入り姫川右岸上流の「奴奈川の里」公園まで行き、空気がひんやりとした中で晴れ渡る頚城の山々のドーム焼山から雨飾山までをデジカメに収めて帰宅です。

そして今朝は雨の中を隣接する富山県朝日町のとある病院まで出かけ、用を済ませてからに帰途に着き、予約をしておいた市内のかかりつけの歯科医院へ急ぎました。治療を終えて友人宅へ立ち寄って、夕方5時頃にはバケツをひっくり返したような大雨の中を帰宅・・・、気温が低かったら大雪になるはずの暖かな一日です。

ところで昨夜のNHKスペシャル「新・映像の世紀 第3集 時代は独裁者を求めた」、番組の冒頭ではミュンヘン近郊の山荘で、くつろぐ柔和な表情のヒトラーと23歳年下の愛人エヴァ・ブラウンの姿を映し出し、これは地下壕でヒトラーと心中したエヴァの遺品の中から発見されたプライベートフィルムだそうです。第二次世界大戦では5千万人を越える人々が犠牲になり、その惨劇は一人の独裁者の狂気だけが生み出したものではないことを取り上げていました。世界恐慌で資本主義に幻滅した人々は目先の経済成長でファシズムを支持し、さらに世界中の企業がナチスへの支援を行っていたことが伝わってきました。

また未公開映像も多く、アウシュビッツ収容所の大量の囚人管理を可能にしたのは、アメリカ企業の開発したパンチカードシステムであったことを知りました。誰も止められない政治の暴走、何だか今の日本のアベ政権とよく似ているなあと身震いをしながらの視聴で、NHKにはまだ良識が存在することを確信です。明日は23日の「子どもたちの未来と原発再稼動を考える集い」の最後の準備などであわただしくなりそうです。