すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

ノーベル平和賞と10月10日

2014年10月11日 | 日々思うこと

1964年の10月10日、東京でアジア地域初めてのオリンピックが開催された記念すべき日です。第二次大戦で敗戦し急速な復活を遂げた日本が再び国際社会の中心に復帰し、「平和の祭典」というシンボル的な意味を持ったオリンピックであったことを、今朝のNHK週刊ニュース深読みで取り上げていました。ところが2020年の東京オリンピックでは金メダル獲得数の目標が世界3位とされ、あまりにもメダル獲得に拘りすぎていることでオリンピック精神はどこへと首を傾げてしまいました。

また昨日はノーベル平和賞が発表され、パキスタンのイスラム武装勢に襲撃され重傷を負いながら女性や子供に教育機会を訴え続けるマララ・ユスフザイさん(17)と、インドの児童人権活動家のカイラシュ・サティヤルティ氏(60)が受賞という素晴らしいニュースです。日本の憲法9条はおあずけとなりましたが、特に史上最年少のマララさんの命をかけた活動は誰もが認める受賞ではなかったでしょうか。

そしてダイナマイトの発明で巨万の富を築いたアルフレッド・ノーベルに深い影響を与えた一人の女性の存在があったことを知りました。オーストリアの
平和活動家のベルタ・フォン・ズットナー(1843~1914年)さんで、1905年に女性で初めての平和賞を受賞です。ノーベルとの出会いは30歳の頃で、ノーベルが新聞に秘書募集の広告を出し、ベルタが応じたのがきっかけだったそうです。ノーベルは1896年に死去するまでベルタの活動を支え続け、彼女がいなかったらノーベル平和賞が創設されることはなかったということです。

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本日午後からは、ビーチホールまがたま2階で「日本母親大会報告会」です。同じ会場で市展の開催や市内の様々なイベントもあり、さらに知り合いらが急に参加できなくなったりと、ひっそりとした会になるのではと思っていました。ところが思わぬ参加者の出会いもあり、何よりも小森陽一さんの「子どもたちに憲法が輝く明日を」が素晴らしく、ノーカット60分の記念講演に皆さん釘付けでした。また
書棚の『井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法』を持参し会場で紹介しました。これは2006年初版で「憲法ってなあに?」と、いわさきちひろさんの絵とお話で憲法の心を分かりやすく書かれてある“おすすめの一冊”で、多くの方から注文を受けました。(講談社 952円+税)

そして「食べもの通信」10月号は、スマホやLEDで増加する“目の病気と視力低下”の特集で、食事と運動で良くなることを取り上げています。10月10日は“目の愛護デー”、私もかなり酷使しているのでもっと労わらねばと、先ずはブルーライトカットを試みてみようかな・・・、そんな三連休の一日目です。