すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

悲しい神無月のはじめ

2014年10月01日 | 日々思うこと

今日から神無月10月、戦後最大の火山災害となった噴火5日目の御嶽山の救出ニュースが伝わり、悲しさとともにいつの世も自然を侮ってはいけないこと痛感です。今朝の愛犬との海岸散歩では、押し寄せる波打ち際を平然と歩く人たちに遠くからヒヤヒヤです。最初は一人でヒスイ拾いのためか杖を持って歩く初老の男性を撮っていたら今度は男女の二人連れで、この“怖いもの知らずはどうも地元の人ではなさそうです。

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土井たか子さんが死去したことで、ネットでは「売国奴」呼ばわりの人たちもいて、日本人はいつの間にこんなに口汚くなったのかと悲しくなります。特にひどいのは作家の百田尚樹NHK経営委員で28日に「まさしく売国奴だった」とツイッターに・・・、安倍首相が任命したとはいえ、これこそがヘイトスピーチではないでしょうか。


また朝日新聞の慰安婦問題の記事に関係した元記者(56)が非常勤講師となっていた北海道の北星学園大学に、今年の5月と7月に退職を求め応じなければ学生に危害を加えるという脅迫状が届いていたそうです。同じく朝日の元記者が人間科学部教授(67)をしていた関西の帝塚山学院大学にも9月に似たような脅迫状が送りつけられ、二人とも自主的に退職しております。ところが朝日新聞社が8月、吉田清治氏に関する記事を取り消した際、吉田氏の証言を最初に取り上げた記事の筆者を匿名でこの元記者と記し、その後、元記者のこの教授でなかったことが確認されたというので驚いてしまいます。

言論に対する脅しに屈し、
正しく伝えようとしないメディアの鈍感さ・・・、安倍政権下ではどんどんおかしくなっていることを嘆いてしまいます。憲法の守護神とともに、正義を守る神さまはどこへ行ったのかと悲しくなる神無月の初めです。