


高安、今度こそ優勝出来るんじゃないかと思ったんですけどね。
35歳で千秋楽までトップを維持し、最後は12勝3敗同士で大関 大の里との優勝決定戦。
しかし、若さとパワーには叶いませんでした。
これが3回目の優勝同点ながら、決定戦負けです。
あ~、残念。
でも、35歳ながら天晴れですよね。
きっと、またチャンスは巡って来ると思います。


高安って、優勝同点が3回と書きましたが、千秋楽まで優勝争いをしたこと、13~14日目まで優勝争いをしたこと迄入れると、凄い回数になると思いますよ。
平成30年(2018年)九州場所は、14日目まで12勝2敗。
貴景勝に勝ってトップに並びました。
千秋楽、先に取組を終えていた貴景勝が13勝に乗せ、高安の取組を待っていたのです。
高安の対戦相手は御嶽海。
長い相撲の末にすくい投げで御嶽海に敗れて、優勝決定戦進出を逃してしまいました。
そう、我らが御嶽海も千秋楽に高安に勝って、高安の優勝に待ったをかけたことがあったのであります。



その御嶽海32歳、もはやここ数場所の力の衰えは如何ともし難いですね。
東前頭17枚目まで落ちても、思うように勝つことが出来ませんでした。
昨日、明生に敗れて6勝8敗に。
それでも、下に1枚あるので千秋楽に勝って7-8にしておけば、来場所幕内に残る可能性があったのです。
千秋楽、翠富士に、思い切り突っ込んで行きましたね。
まんまと交わされ、肩透かしで負け。
あ~、これで6-9。幕内残留は絶望的です。


思えば、10年前のこの春場所に幕下10枚目格付け出しでデビュー。
幕下2場所、十両2場所(新十両では優勝)で九州場所 新入幕を果たしたのです。
それから、およそ10年に渡り私たちを楽しませてくれました。
当時の上位陣にめっぽう強かったですね。
幕内最高優勝3回、三賞獲得10回、金星2個。
最高位:大関(4場所)。
三役在位:29場所。
平幕在位:23場所。
私も、デビュー2場所目(幕下)から、国技館・名古屋・大阪で応援してまいりました。
本当は、ここで区切りをつけて引退して欲しい---と言うのが本心です。
十両まで落ちて、ボロボロになるまで取ることは止めて欲しいなぁ。
ファンとして、見るに堪えないです。