気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

真空管ラジオチューナー

2018-03-10 20:30:04 | 昭和レトロ
うちの工場で、ずっと使っていた「パイオニア」製のラジオチューナー「オーディオ マスター」。
工場というのは、祖父と父が、昭和30年代から電子部品製造→靴下製造を行っていた工場のこと。
それこそ、このラジオチューナー、製造から50年以上の歴史があるんじゃないかと思われる古さです。
実は3年前、工場の備品を全部撤去して、他の業者に倉庫として貸すことになりました。
そのとき、廃棄寸前だったのが、このラジオチューナーと昭和20年代くらいに製造されたスピーカーです。
いそいそと、工場から持ち出して、家で保管しておりました。





3年前、工場閉鎖から10年振りくらいに電源を入れてみたのですが、どうも調子が良くなく、ラジオは鳴りませんでした。
昨日、何気なく、再びスイッチを入れてみました。
やっぱり、駄目か~。
アンテナ線があったので、指で摘まんでみたら、ガリガリ音が---。
慌ててチューニングしてみると、SBCが聴こえて来ましたよ。
しかし、指を離すと、再び消音。
ん~、どうしたものか!?
このラジオチューナーの上には、BS放送用のチューナーが載っかっています。
(これも古い!)
BSチューナーに、それとなくアンテナ線を接触してみたら、指と同じ効果が得られました。
不思議不思議、SBCがまた聴こえるようになりました。
アンテナ線、BSチューナーの熱放出用の網目に差し込んじゃいました。





昭和20年代くらいに製造された超レトロなスピーカーから、流れるラジオ放送。
癒されますよ。
このラジオチューナー、真空管が幾本も入っています。
なので、暖かい包み込むような、柔らかな音色が流れて来ます。
うわ~、柏原芳恵の「春なのに」、最高に良い音です。
ラジオ、大好きであります。

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