悲しく懐かしい過去

発表会が決まったからだろうか？
または3番目の孫が今月からピアノを習うことが決まったからだろうか？
忙しそうな夢を見た。

ここはやはり、うちだった。私がレッスン終わったら別の先生が教室を使うらしかった。

私は自室に戻ったが、大きなスクリーンに自分の姿が映っていた。
年の頃は40代後半かな？自分で見ても若いなと思った。それに今よりもだいぶ可愛い。

自分で言うの変だが、今のように丸くてメガネをかけているとね、いず○ぴ○こにしか見えないもの。
いず....さんのほうが女優さんだから綺麗ですけどね。
スクリーンの中の私は、今と比べたら、40代後半だから少しは可愛いはずよね。
メガネしてなかった。

もう過ぎし日の昔か。
♬われも行かん、早老いたれば、かすかに我を呼ぶオールドブラックジョー♬この曲がぴったり。

発表会に着る服、ワンピースなど3着買ってきた。そう、これも夢の中。

呼んでいるのに長女が振り向いてくれない。大きい声で呼んだらやっとこさっとこ向いてくれたから「ねえ、この中のどれがいいとおもう？ーー」と叫んだ。

その返事はもらえなかったけど、そこで目が覚めた。

昨日決まった3番目の孫のピアノレッスンデビューだが、今日もそのことが嬉しかった。

以前に北海道のばあばと話した時、ゆうちゃんはいつピアノを始めるのかしら？と言われたことがあった。
その時、それはママとパパが決めると思いますよ。大きな教室で高い月謝を払って習うかもしれないし、私からは言えないみたいに答えたのを覚えている。

そりゃあ遠慮、ありますよ。

こう言う実話があるんです。
お隣さんは引っ越してきた時、他でピアノを習っていたそうです。男の子と女の子とお母さんの３人でね。
引っ越して来たら何とお隣が音楽教室だった。

うちのことよ。
お隣で習わないで、他で習って、ピアノを練習できないと思い、散々考えてピアノをやめたそうなんです。
それを引っ越しして来てから30年も経ってから聞きました。

お隣の奥様が私の主宰する合奏団に入られてから、打ち明けられた話です。

なんとかわいそうなことをしたのかと、驚きました。
近所の人はみんなうちに来てくれるだなんて私は考えてなかった。
気を使って、お稽古事をやめさせちゃったというわけです。

そんな苦い過去があるので、いくら孫でもこちらからは誘わないつもりだが、お隣さんみたいにならなければいいなとは思っていた。

ほんとはヤマハとかカワイのような大手の教室で習わせたいが、うちが教室だからここで習わないといけないだろうな…なんてね。

ピアノなんて、どこで習ってもいいのさ。

さあ、明日久々にレッスンです。
みんなに発表会の事、教えないとな。