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むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

「仮名」を楽しむ...その2  (東鶴)

2011-01-10 | 書道
「仮名」を楽しむ...その2


書を入れる「額」になるものを いろいろ 探しています。

前回は和風の出羽細工でしたが、今回は洋風の素敵なフォトフレームを見つけました。





東急デパートの7階で見つけたものです。

これを使って「書」を......。(*^。^*)


まずは赤い傘のところに仮名を...。

「これやこの ゆくもかへるも わかれては しるも 志らぬも あふさかのせき」(蝉丸)

を選びました。

そんな風にして6つあるフレームを全て書体を変えて出来たのが...
これでーす。

ちなみに右の真中は「踰矩」(のりをこえる)です。
論語だと「不踰矩(のりをこえず)」なのですが
むさしの墨友会としては 「のりをこえた」ほうがおもしろいでしょう?





なんとなくおしゃれで書( しょ )?

(このフレーズはPCが勝手に「しょ」を「書」に変換して洒落を作ってしまいました。
持ち物は主に似るといわれています。気をつけなきゃ...。)


大きさのかげんはこんな感じです。
筆と比べてみてください。




今度の雙暢展、これで出そうかなー?



「仮名」を楽しむ...その1  (東鶴)

2011-01-09 | 書道
「仮名」を楽しむ...その1



ついに買いましたーっ!
仮名用の筆(^o^)

どんなかんじかな?
(どんな漢字?仮名?)



鳩居堂 「つらゆき」です。
(「ひろゆき」ではありません。念のため。)

鳩居堂のある吉祥寺の東急デパートの8階では 「東北展」が開かれていました。


そこを覗いてみると いままで探していた額で とても気に入ったものに出会いました。





酒田市の出羽細工の額です。
酒田市は 日本全国に9つある 武蔵野市の友好都市の1つです。
友好都市の物産を扱う、吉祥寺の中道通りにあるアンテナショップ
「麦わら帽子」でも常にトップの売り上げを占めています。


それはそうと買ってきた額に納めるべく
さっそく色紙に百人一首を書いてみました。



「あまつかせ くものかよひち ふきとちよ をとめのすかた しはしととめむ」(僧正遍照)




ついでに「と、と、と...」 の指書きの色紙も 色紙掛けに。




まだまだ 基「礎」ができていません...。

よーし あしたも 頑張るぞーっ。

ん?  そういえば  ここんとこ 全然 「筆」で 漢字を書いていないっ...(;一_一)

つづく




DVDの表紙づくり (萬鶴)

2011-01-06 | 書道

昨年暮れに、鶴嶺さんよりDVDを8枚お預かりしました。

これは吉野大巨先生が秘蔵ビデオをDVDにして、永久保存したいと鶴嶺さんに依頼していたものです。

鶴嶺さんがビデオをDVDに、そして萬鶴が表紙を作成する役割です。

(この手順は先にご紹介したとおりです)

さて

 

暮れで時間の余裕もあまりありませんでしたので、内容は見ていませんが・・・。

表紙の図案を考えたのですが、こんな風にして見ました。

一種類は黒の丸です。

 

 

そして、二種類目は朱の丸です。

東鶴さんからいただいた紙に、この二種類を書いてみました。

丸を書くって、難しいですね。

でも楽しい・・・

何枚か書いたものの中から、DVDの表紙に合うものを選びました。

 

そうそう、この丸は筆でなく、歯ブラシで書いてみました。

東鶴さんは指でしたが、私は歯ブラシ・・・(スミマセン)

言わなきゃわからないと思いますが。

 

 

そして、プリンターに付いているソフトを使って、加工します。

これも、結構面白いものですよ。

 

 

自室です。

性格のように、ゴチャゴチャしています。

 

 

ついでに、壁面の一部分です。

このイルカも杉板を焼いての自作です。

中央はダイビングようのナイフです。(足に結わいつけるんです)

左側は子どもが小学生のころ、自転車(タンデム)で、東京から山梨まで行った時のものです。

あれから30年経ちました。

 

もう一つ、右側のヨット(ディンギ―)も自作艇です。

大昔ですが、このクラスのレースで、全日本で2位になったことがあります。

書道も全日本クラスに出場するくらいの腕・・・

そりゃぁ~無理だぁ~考えない方がイイ。

まぁ~今年も、ぼちぼちやって行きますよ。

 

(よろづや萬鶴でした)

 


ここにも鶴が・・・(萬鶴)

2011-01-04 | 書道

「むさしの墨友会」のみなさま、そして拙ブログをご愛読?いただいているみなさま。

 

新年あけまして おめでとうございます。

今年も幹事(事務局)をさせられそうな番鶴です。

 

 

(萬鶴の自宅)

 

鶴友のみなさまにおかれましては、筆勢増す年になるかと存じます。

いろいろなイベントや出展も控えております。

 

さて、「むさしの墨友会」のパスポートのいらない海外研修会?先の場所を確認してまいりました。

 

 

 

鶴友の事前調査を知っていたのか?こんな椀が用意されておりました。

墨友会のメンバーの口にも合う、上品なお味で美味しくいただきました。

 

 

 

これは刺身皿です。

ここにも鶴が・・・。

 

 

 

温かい煮物だったかな?

また、鶴友のために鶴が・・・。

 

こんな場所で研修会?を開催いたします。

 

開催日は2月5日・6日です。

 

 

 

海外ですので、当然、豪華客船?を利用します。

乗船券は全て往復です。

約30分の長旅ですので、ゆっくりと船旅をお楽しみください。

 

 

 

本土から離れ、遠くに富士山が望めます。

やはり、パスポート不要の海外?は良い!

 

 

 

研修会場です。

全室を抑えようとしたのですが、ホテル側でそれは困ると言われ、3室だけを抑えました。

もちろん、二次会の会場?も今から確保しておきました!

 

マネージャーの小林さんは、何でもご相談に乗りますとか・・・。

この方に期待しています。

 

 

 

東鶴さんよりご要望のあった釣り船も用意できます。

カジキもこれでGET出来ます。

 

 

間違えましたぁ~!

東鶴さんのご希望はこちらでした。

防波堤釣りです。

 

 

 

お風呂も最上階で180度以上の展望です。

(風呂の温度は40度だったかな?)

 

食事も上手い!酒も良し!研修環境は最適!

 

これが交通費・酒類(飲み放題)・宿泊費・二次会費(カラオケルーム1室を予約)・・・

30,000円以内で頑張ります。

 

以上、パスポートのいらない海外研修先の視察報告でした。

 

(萬鶴)

 

 


「遊仙な時間を楽しむ」その4...(東鶴)

2011-01-03 | 書道
「遊仙な時間を楽しむ」その4...


お正月も来てしまえばあっという間。
「遊仙な時間を楽しむ」シリーズ最終回となりました。




私が書を始めたころ(今から8年前)
吉野大巨先生の稽古場のそばに古本屋さんがありました。


そこで何の気なしに手に入れた「かな書道の学び方(百人一首帖)」



昭和37年刊行ということは、むさしの墨友会の皆さん、いくつでしたか?
私は中学1年生でした。
実はこれ、定価より安い300円で買い求めたのです。





実に丁寧に仮名の手本が解説されています。

前から仮名の作品を観るたびに何と書いてあるのかさっぱり(;一_一) だったので
少しは読めるようになりたい...と。


せっかくなので 今回 初めてこれを手本に変体仮名を何枚か練習することに...。






こちらはちなみに全書芸1月号の
「学書の手引き(粘葉本和漢朗詠集より変体仮名③)楢崎華祥先生筆」


鶴嶺さんが以前言われていたように
草書に近く その分面白そうなので、これも何枚か練習いたしました...。


その挙句に ようやく1つ
東鶴にとって初めての仮名の作品です。



「久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」(紀 友則)


これから もしかしたら 仮名に はまる"かな"?
(そんな時間ある"かな"いかわからないけど...)









今年はうさぎ年...
(長谷川雅峯先生にいただいた うさぎの文鎮です。)

どなたかの賀状にもありました...うさぎのように跳ねる年にしたい...と。

遠くまで跳ねるために 多くの 「ため」 をつくることにいたしましょう。


お正月の風情...(東鶴)

2011-01-02 | 書道
わが家のお正月の風情です...





皆さんのおうちにも 福を招きますように...。






吉野大巨先生、千羔先生から賀状をいただきました。

「卯 筆歌墨舞」
「にいとしの お慶びを申しあげます」

とあります。

むさしの墨友会も筆が歌い、墨が舞うようになりたいですよね。
燃料?満タンだと 自然に歌や踊りが出るのですが......まだ燃料不足ですか?



さて、わが家のおせちはこんな風でした。



ここのところ
36年来 おつきあいのある 三鷹の「すしの新富」 にお願いしています。
かまぼこ以外はすべてお手製!!
中でも 「おにいちゃん」の創る
「玉(ぎょく)」は最高!!





おせちと言えば......



おとそ でーす。

長野大好き人間には信州の酒が欠かせません。
今回は信州松本の酒になりました。




「酒」といえば、今日は久しぶりに古今亭志ん生の落語 「らくだ」 を聴きました。


"屑屋の「きゅうぞう」なる人物が長屋の嫌われ者の「らくだ」が急逝したので
「らくだ」の兄貴分におどかされながらパシリをして
「らくだ」の供養の酒肴を近所から用意させたり
亡くなった「らくだ」を背負って「かんかんのう」を踊らされたりするのですが
その兄貴分から酒を勧められ、飲んでいるうちに本性が現れ......。"

気の弱い「きゅうぞう」と「らくだ」の兄貴分とのやりとりや
飲酒後の「きゅうぞう」の態度の変化が実に見事に表現されています。

(我ながら、気をつけよーっと。)






なにはともあれ、お陰さまで 今年もかわりなく お正月さんをお迎えすることができました。






冬来たりなば 春遠からじ...

これからは「春よこい」の季節ですね。


「遊仙な時間を楽しむ」その3...(東鶴)

2011-01-01 | 書道
「遊仙な時間を楽しむ」その3...





むさしの墨友会の皆さま、新年明けましておめでとうございます。
本年も、学書に交友に、広くお付き合いのほどよろしくお願いいたします。



さて、まず新年は道具立てから...



今回は左側の墨、松壽堂の「主臣」を主に
途中から右側の青墨「苔」を混ぜて磨ってみました。






今日の硯は中国の「歙州硯(きゅうじゅうけん)」です。
大型の硯で、吉祥寺の京王ビルの建て替えに伴い「ゆざわや」が
一時閉店するときをねらって、買い求めました。

「雨畑硯」に比べると鋒鋩(ほうぼう)が少し強く感じられます。

*鋒鋩:硯の石肌にみられる微細な凹凸。やすりの働きをして墨が磨れる。

(日に日に値段が下がるのが楽しみでしたーっ。ちなみに買った値段は忘れましたーっ。)




今回の題材はこれ。
以前にも登場した「礎」です。

これは市販の液墨で色紙に書いたもの。


色紙はとなんとなく べたっとした感じになってしまうので
この際 筆はやめて、いっそ「右手のひとさし指」で書いてみたら...?



こんな感じになりました。
これは 白蓮半紙を使っています。

なんか、どうです? いい感じがしませんか?



そこで今度こそ、調子に乗って色紙に「指書き」挑戦!!




こんな感じです。


筆とは違うので、途中、「墨つぎ」ならぬ 「人差し指の腹つぎ」が、思わぬ所で出てきます。

跳ねるところもうまく行ったり、「と、とととと...」と丸がつながったように見えたり...。


無脊椎動物の関節みたいで、それもまたおもしろがって 書いてみました。
(「描いてみました」が正しい表現かも...。)




2011年も 相変わらず東鶴の言動は、常識ある人には 理解不能?
前途多難ですかね...やっぱり。





閑話休題   蝋梅が春を呼んでいます......。