むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

「遊仙な時間を楽しむ」その4...(東鶴)

2011-01-03 | 書道
「遊仙な時間を楽しむ」その4...


お正月も来てしまえばあっという間。
「遊仙な時間を楽しむ」シリーズ最終回となりました。




私が書を始めたころ(今から8年前)
吉野大巨先生の稽古場のそばに古本屋さんがありました。


そこで何の気なしに手に入れた「かな書道の学び方(百人一首帖)」



昭和37年刊行ということは、むさしの墨友会の皆さん、いくつでしたか?
私は中学1年生でした。
実はこれ、定価より安い300円で買い求めたのです。





実に丁寧に仮名の手本が解説されています。

前から仮名の作品を観るたびに何と書いてあるのかさっぱり(;一_一) だったので
少しは読めるようになりたい...と。


せっかくなので 今回 初めてこれを手本に変体仮名を何枚か練習することに...。






こちらはちなみに全書芸1月号の
「学書の手引き(粘葉本和漢朗詠集より変体仮名③)楢崎華祥先生筆」


鶴嶺さんが以前言われていたように
草書に近く その分面白そうなので、これも何枚か練習いたしました...。


その挙句に ようやく1つ
東鶴にとって初めての仮名の作品です。



「久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」(紀 友則)


これから もしかしたら 仮名に はまる"かな"?
(そんな時間ある"かな"いかわからないけど...)









今年はうさぎ年...
(長谷川雅峯先生にいただいた うさぎの文鎮です。)

どなたかの賀状にもありました...うさぎのように跳ねる年にしたい...と。

遠くまで跳ねるために 多くの 「ため」 をつくることにいたしましょう。