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むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

江戸筆を見つけました...(東鶴)

2011-01-30 | 書道
江戸筆を見つけました。

吉祥寺の東急デパート7階のリビング売り場の特設会場です。




左側は「特大 千鳥」で筆管の太さが10mmほど、穂の長さが33mmほどでずんぐりしています。
右側のものは「文字筆 2」でいわゆる細筆です。

さっそく試し書きをしてみることに...





ずんぐりした特大千鳥で書いた「西狭頌」です。
この筆をみた途端、隷書向きかなと思ったのが何となく当りました。

穂を全部下ろして書くとしっかり太さも出るようです。





こちらは文字筆 2で書いてみた「高野切 第一種」です。
(こころさし ふかくそめてしをりけれは きえあへぬゆきの はなとみるか)

命毛もしっかりしているのですが、使いこなすのには
もう少し私の方の書き込みが必要かなと思います。


筆と言えば、以前、このブログでもご紹介した広島県の熊野筆が有名ですが、
江戸筆とか京筆、奈良筆、有馬筆なども伝統産業として伝えられているようです。


ちなみにこの江戸筆はこんなところで作られています。



板橋区板橋3-40-17  鳳竹堂
電話 03-3964-7230です。


確か、2月2日位までは吉祥寺の東急デパート7階でも見られます。
興味のおありの方はどうぞ。