住みたい習志野

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さようなら、文化ホールのパイプオルガン(読者投稿)

2023-01-12 21:19:59 | 文化ホール

(ブログ読者の投稿です)

さようなら、文化ホールのベッケラート・オルガン!

(習志野経済新聞の記事)

習志野市で3年ぶりに新春賀詞交歓会 習志野文化ホールでの最後の開催(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース

習志野市で3年ぶりに新春賀詞交歓会 習志野文化ホールでの最後の開催(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース

 習志野市新春賀詞交歓会が1月6日、習志野文化ホール(住所)で行われ、参加した527人が名刺交換や歓談などで交流を深めた。(習志野経済新聞)

Yahoo!ニュース

 

去る1月6日に行われた「新春賀詞交歓会」。市長はこのホールも3月末で閉館となり、この場所での賀詞交歓会はこれが最後になる、と述べたそうです。
来賓あいさつ、関連団体の紹介後、千葉県内で唯一公共ホールに設置されているパイプオルガンで、築地本願寺オルガニストの中野ひかりさんが5曲を披露。その後、福引抽選会を経て閉会となった、とのこと。お屠蘇気分にパイプオルガンの余興とは、たいしたものです。

2月23日(祝)に行われる「椎名雄一郎パイプオルガンリサイタル」と3月26日(日)の「県民芸術劇場公演:サン・サーンスの交響曲第3番(オルガン付き)」が、ベッケラート・オルガンを聴く最後の機会になりそうです。

3月26日(日)の県民芸術劇場公演、サン・サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」
(最初の投稿にこの公演が載っていなかった、とのご指摘を頂き、追加しました。訂正してお詫びします)

 

パイプオルガンはとても楽しい楽器

バッハ「トッカータとフーガニ短調BWV565」とかブラームスの作品122の5(ブラームス最晩年の作品)と、重々しい曲が並んでいます。パイプオルガンはもっと楽しい楽器なのだと訴えてきたこちらとしては、ちょっと残念な気がします。

 

聴いたことありますか、習志野文化ホールのオルガン(読者投稿) - 住みたい習志野

聴いたことありますか、習志野文化ホールのオルガンコンサートや講演会など、習志野文化ホールに足を運ばれた方は多いと思いますが、パイプオルガンを聴いたという方は意外...

goo blog

 

(グレン・ミラー楽団の「イン・ザ・ムード」)


(バッハの「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」)
(この曲、嘉門タツオさんが「鼻から牛乳」という替え歌にしていますね。(笑)  )

文化ホールのパイプオルガンは昭和53年(1978)12月、ホールのオープンに合わせて設置されたものです。ドイツの名匠ルドルフ・フォン・ベッケラートRudolf von Beckerath(1907~1976)の製作で、当時の金額で約1億3千万円。
 今や日本でも、欧米のようにコンサートホールにオルガンが設置されていることは珍しくなくなりましたが、渋谷のNHKホール(昭和48年)を最初とすれば、この習志野のものが二例目。当時は大変珍しいものでした。パイプの数は3512本、NHKの7000本に比べると半分ですが、ベッケラート社の職人が来日して据付に当った他、ホールの音響効果についてはNHK放送技術研究所に指導してもらったということです。

 ドイツではバロック時代、シュニットガーとジルバーマンという二人の名匠が出て、各地に優れたオルガンを残したのですが、ハンブルクにあるベッケラート社はこのシュニットガー・オルガンの修復技術でも世界的に有名なのです。

「音楽のまち習志野」のシンボル、習志野文化ホールは一体どうなる?パイプオルガンは?(投稿) - 住みたい習志野

世界的に有名なこのパイプオルガン、捨てないで活かして欲しい

 新文化ホールへの移設は無理だとしてもせめてどこかへ譲渡して、せっかくのオルガンを建築廃材として廃棄するようなまねだけはやめてもらいたいものです。そんなことは、文化に対する犯罪ではないでしょうか。

ちなみに、兵庫県伊丹市は不要になったパイプオルガンをベトナムに譲渡して喜ばれているそうです。

ベルギー製の特注パイプオルガン 廃止決まり、2年探した譲渡先…再び海外へ

ベルギー製の特注パイプオルガン 廃止決まり、2年探した譲渡先…再び海外へ

 兵庫県伊丹市の老人福祉センター「市立サンシティホール」(中野西1)にある大型パイプオルガンが、ベトナム・ハノイの教会へ無償譲渡される方針が固まった。

神戸新聞NEXT

 
パイプオルガン設置記念コンサート開催(ハノイカテドラル聖ヨセフ大聖堂)|伊丹市

パイプオルガン設置記念コンサート開催(ハノイカテドラル聖ヨセフ大聖堂)|伊丹市

伊丹市立サンシティホールに設置されていたパイプオルガンが、譲渡先であるハノイカテドラル聖ヨセフ大聖堂(ベトナム社会主義共和国)での設置作業が完了し...

 

 

ベトナムの動画でも紹介されています。楽器も喜んでいるように見えますね。

 

 

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2023-01-13 07:35:52
ペットの飼い主は勝手に捨てたり殺したりしてはいけない 自分のものであっても、飼った以上責任がある 
パイプオルガンも同じことだ 猫に小判、習志野にパイプオルガン?
返信する
Unknown (Unknown)
2023-01-13 17:27:10
オンボロにされてしまった伊丹のオルガン、ベトナムでよみがえったんだ。よかった、よかった。
楽器は生き物、楽器の生命を感じられない音楽家は三流だ。
よくわからない自治体相手にパイプオルガンを売り付けて回った楽器業界の利権の闇が透けて見える。音楽は美しいが、音楽業界は美しいわけではない。
返信する
Unknown (Unknown)
2023-01-15 01:39:56
壊していいか、ベッケラート社には確認したのだろうか?
返信する
Unknown (Unknown)
2023-01-18 23:46:22
文化ホールのオルガン、お別れは3月26日(日)の県民芸術劇場公演、サン・サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」になります。訂正してください。
返信する

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