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マイナ保険証の恐ろしさ。無保険者(医療費10割負担)が大量に発生し、皆保険制度が崩壊

2023-05-06 23:44:27 | マイナンバー

(「マネー現代」の記事より)

「マイナ保険証」のせいで健康保険が「崩壊」するかもしれない…その決定的な問題点

「マイナ保険証」のせいで健康保険が「崩壊」するかもしれない…その決定的な問題点(荻原 博子) @moneygendai

「マイナ保険証」のせいで健康保険が「崩壊」するかもしれない…その決定的な問題点(荻原 博子) @moneygendai

国による強引な「マイナンバーカード」普及の一環で、すべての国民が便利に使っている健康保険証が来年の秋に廃止されることになりました。これは単に紙の保険証がマイナン...

マネー現代

 

約4割の医療機関でまだ使えない

実は、「マイナ保険証」の「強制」は、現在の厚生労働省の方針とも矛盾しています。

厚生労働省は、患者が大病院に集中するのを避けるために、「まず地域の医者に診てもらい、そこで不十分なら紹介状を書いてもらって大病院に行く」ことを奨励しています。いわゆるかかりつけ医を持ちましょう、というものです。

中小の開業医は大病院に比べて「マイナ保険証」への対応が遅れています。現在、まだ4割ほどの医療機関で「マイナ保険証」が使えないのですが(2023年3月末時点)、その多くは厚生労働省が初めにかかることを推奨している地域の医者です。

しかも「マイナ保険証」が使えるところでも、機械で顔写真が読み込めず、本人確認ができないなどのトラブルが多発しています。

全国保険医団体連合会が2022年10〜11月に実施した調査では、回答した医療機関8700余のうち、システムの運用を開始しているのは24%で、そのうち41%がトラブル・不具合があったと答えています。その内訳(複数回答)は、「有効な保険証でも無効と表示された」が62%、「カードリーダーの不具合」が41%でした。

そもそも、2021年4月から医療機関で「マイナ保険証」が使えるようになると国は大々的に宣伝していましたが、あまりに不具合が多く同年10月に延期されたという経緯があります。

ですから健康保険組合などは、機械のシステムエラーに備え、必ず従来の健康保険証を一緒に持っていくことを奨励しています。

こんな状況で健康保険証が廃止されてしまったら、どうなるのでしょうか。

「マイナ保険証」は毎回提示

国は当初、「マイナンバー」には極めて重要な情報が入っているから大切に保管するよう言っていたのを憶えているでしょうか。

そのため、紛失などを心配して、マイナンバーカードを取得しても持ち歩かない人が多いのですが、「マイナ保険証」が搭載されるとそうはいきません。

今の保険証は、月初めに一度だけ窓口で見せればいいという病院が多いのですが、「マイナ保険証」になったら、毎回窓口で提示しなくてはならないからです。

「マイナ保険証」は、毎回提示を求められるので、通院回数が多い人は常に携帯することになりそうです。

また、介護の現場では、緊急時の受診などに備えて入居者から保険証を預かっているケースが珍しくありませんが、「マイナ保険証」になると、現場の運用で新たな問題が指摘されています。なぜなら、「マイナ保険証」を預かっていたとしても、4桁の暗証番号も教えてもらわなければ役に立たないからです。

ところがこのパスワードがわかると、マイナポータル(政府が運営するウェブサイト)にログインでき、納税情報や年金情報、医療情報などを見ることが可能なので、犯罪予防のために預からないという介護施設も出てきそうです。

まるで、嫌がらせのような仕打ち

様々な理由で「マイナ保険証」を持たないという人がいます。そういう人のために「健康保険証」が廃止された後は、代わりに「資格確認書」というものを発行することになっていますが、ここにも問題があります。

「資格確認書」は、従来の「健康保険証」と同じ役割を果たすものですが、まるで「マイナ保険証」をつくらないことへの嫌がらせかと感じられるほど、使い勝手が悪いのです。

まず、有効期限は、「健康保険証」が廃止されてから「マイナ保険証」を作るまでの1年間。ただ、1年経っても全員が「マイナ保険証」を作る可能性は低いので、実際には1年ごとの更新になっていくのではないかと言われていますが、まだ結論は出ていません。

また従来の保険証のように、更新時に新しいものを自宅に送ってきてくれるのではありません。仮に有効期限が1年なら、1年ごとに自治体の窓口に行って更新手続きをしなくてはならないのです。

しかも、手続きしてもその場ですぐには発行されない可能性も指摘されています。そうなると、発行されるまでの間は無保険になります。保険料を払っていても、無保険になるというのはどういうことでしょうか。到底納得できません。

病院の料金が高額に

ちなみに、「マイナンバーカード」を紛失した場合も、再発行には1〜2ヶ月くらいかかります。ただ、緊急の場には申請時に市町村の窓口で本人申請をすれば、5〜10日くらいで手元に届く制度をつくると政府は公表しています。「マイナ保険証」ですら、カードを紛失すると一定期間は使えませんから、「資格確認書」も同様かそれ以上に不便になると考えていいでしょう。

さらに言えば、「資格確認書」だと、病院の窓口で支払う料金が「マイナ保険証」より高くなる可能があります。

現在、「マイナ保険証」を使える病院の窓口で従来の健康保険証を出すと、下図のように「マイナ保険証」がある人に比べて初診料が高くなります。しかも、この4月から、12円が18円に値上がりしています。

ちなみに、医療機関が「マイナ保険証」を扱うように義務化された4月現在でも、先述の通り「マイナ保険証」が使えない病院が4割ほどありますが、そこではこうした料金の上乗せはありません。

国民皆保険を突き崩す脅威

現実と照らし合わせて見てみると、私たちにとって「マイナ保険証」は、現在の保険証を無くしてまで導入する価値があるもの、とはとても思えません。

むしろ、諸先輩が築きあげてきた「国民皆保険」という世界に誇れる制度を、内側から突き崩す脅威になりかねません。

事態はどんどん悪化していますが、最悪でも「現在の保険証を廃止する」という暴挙だけは、止めなくてはいけないと思います。

「マイナ保険証」の導入については、患者の個人情報の漏洩を恐れる多数の医師たちからも、反対の声が上がっています。情報が漏洩すると、最悪の場合、彼らが医師免許を剥奪されるかもしれないからです。

(保険証がなくなる!~マイナ保険証の闇)

5年後、保険証が作れない無保険者が大量に発生し、国民皆保険制度が崩壊

今まで使っていた保険証が使えなくされてしまう。そんな法案が今国会に出されています。

今はマイナ保険証も今までの保険証も使えるようになっていますが、法案が通ってしまい、今までの保険証が使えなくなると恐ろしい事態になります。

5年後に「無保険者」が大量に発生

2万円のポイントにつられてマイナ保険証を作った方も多いと思いますが、

マイナ保険証の有効期限は5年。つまり今回2万円ポイントのために役所に殺到した人たちが5年後に同じように窓口に殺到する。

しかし高齢者など自分で申請手続きができない人について代理人が申請する場合、手続きがものすごく大変だし、最後は「本人確認」が必要なので、寝たきりだろうが何だろうが本人を役所に連れて来なければならない。

これができない人たちは「無保険」となり、10割全額負担になってしまう。

顔認証のトラブルや暗証番号忘れで「無保険者」になる人も出る

マイナ保険証だと病院に行くたび毎回「顔認証」が必要になるが、「顔認証エラー」が続出している。

「顔認証」が失敗すると「暗証番号」を打たなければいけなくなり、

暗証番号を忘れた。暗証番号をうろ覚えで、何度か打ち間違えた。などでマイナ保険証が使えなくなると「無保険者」になってしまう。

つまり、マイナ保険証を「申請しない人」「申請できない人」が大量に発生し、その人たちは10割全額負担になってしまう。認知症、高齢者などの代理人申請などで、本人が知らないうちに個人情報ダダ漏れでサギなどの被害⇒長年続いた「誰もが保険診療を受けられる」という日本の「皆保険制度」は最終的に崩壊してしまう。

という恐ろしいシナリオが待っています。

今国会での「今までの保険証廃止」、絶対に許してはいけませんね。

またマイナンバー事故。マイナ保険証で日本の保険制度崩壊? - 住みたい習志野

マイナ保険証の闇 知れば知るほど怒りがわいてくるポンコツで危険な制度 - 住みたい習志野

 

 

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