(Newsweekの記事より)
「アメリカの黒人として私はパレスチナと連帯する」対イスラエル戦争と黒人解放運動の意外な共通点
ルロン・バートン(著述家、講演家)
<なぜ、アメリカ黒人である筆者が、圧倒的な力によって抑圧される苦しみに共感し、パレスチナ人の戦いに「共闘」の意思を示すのか?>
ソーシャルメディアには、反ユダヤ主義とイスラム嫌悪の両方があふれ返っている。とりわけ人種差別主義者たちは、ハマスの蛮行を理由に、パレスチナ人やイスラム教徒をテロリストと決め付けているようだ。2001年の米同時多発テロ後と同じだ。
アメリカの黒人として、私はパレスチナの人々の境遇に共感を覚える。だから彼らを応援している。
パレスチナの人々の苦難については、子供のときから見聞きする機会があった。よく祖父の隣に座ってニュースを見たものだ。すると、決まって家族の誰かが「かわいそうに。自分たちの土地を奪われてしまって」とつぶやいた。
「まるでアメリカの黒人」
だが一番衝撃を受けたのは、パレスチナ人から直接聞く話だった。学校に行く途中で兵士に呼び止められたこと、これといった理由もなく逮捕されたり、暴力を振るわれたりしたこと。武器を隠しているのではないかと、自宅に踏み込まれたこと──。
「まるでアメリカの黒人みたいじゃないか」と私は思った。問題の性質は異なるが、私たちも理由もなく警察に車を止められ、所持品を調べられ、どこへ行くのか、何をしているのかと疑われ、肌の色だけで犯罪者のように扱われる。
実際、アフリカ系アメリカ人とパレスチナ人は連帯してきた歴史がある。黒人解放運動の指導者マルコムXは、1964年にガザを訪問して衝撃を受け、アフリカの指導者たちにパレスチナを支持するよう促す手紙を書いた。
60年代の黒人社会主義政党ブラック・パンサーも、パレスチナ人の闘争に支持を表明した。最近では2014年、ミズーリ州ファーガソンで丸腰の黒人青年が警察に射殺されたのをきっかけに大規模な抗議行動が起きたとき、パレスチナ人の若者が催涙ガスに耐える方法を伝授した。
アメリカの黒人とパレスチナ人のもう1つの共通点は、生き残ることを最優先に考えざるを得ない日常だ。アメリカの黒人の親は子供が一定の年齢になると、世界が自分たちをどう見ているかを教える会話「ザ・トーク」を持つ。
多くのパレスチナ人の親も、スポーツなど子供が無邪気に楽しめることよりも、生き抜く方法を教えている。もちろん希望や笑いもあるけれど、より圧倒的なのは終わりなき戦いと悲しみであり、悲劇が繰り返される現実だ。
だから私は、イスラエル人の死と同じように、パレスチナ人の死に涙する。そしてパレスチナの人々が、人間として、イスラエル人と同じ自由と待遇を得ることを願い、そのための戦いを応援する。
彼らの戦いと私たちの戦いはつながっている。彼らが勝つとき私たちも勝つのだ。
(BuzzFeedの記事より)
「テロリストと一般人を区別していない」ガザ以外のパレスチナ自治区で、イスラエル人入植者の暴力が増加
イスラエル政府は、パレスチナ自治区に自国の市民を移住させるという入植政策をとっている。政府は、西岸地区に移住した入植者に対し、住宅や教育、イスラエル国内までの交通を提供している。
一方、パレスチナ人に対する政策は厳しい。国際社会の意見に反しイスラエルはその違法性を否定しているが、パレスチナ人の家や土地を奪い、道路の通行を禁止するほか、電気や水などのインフラを断つなど、生活が困難な環境に追い込んでいる。
壁の建設で進む分断
2002年から、イスラエルと西岸地区を隔てる巨大な分離壁が建設されている。
分離壁は、イスラエルと西岸地区の境界線を超えて、イスラエル人専用の道路や、入植者が暮らす土地とつながっており、パレスチナ人の村を飛び地状態に分断している。
国連人道問題調整事務所によると、イスラエルとハマスの軍事衝突以降、西岸地区における入植者の暴力行為が倍増したという。
家を襲い放火…。入植者が集団で暴力、死者100人越えか
一部のイスラエル人入植者が、パレスチナ人の家を襲い、破壊行為や放火といった暴力行為をはたらく事態が相次いでいる。1000人ほどの入植者がガソリンを持って集まり、パレスチナ人の村を丸ごと焼き払う事件もあった。
入植者による1日あたりの暴力事件は、10月6日まで平均3件だったのに対し、ハマスが突如イスラエルを攻撃した10月7日以降、平均7件にまで増えている。
時事通信によると、11月6日の時点で、イスラエル軍や入植者との衝突により、110人以上のパレスチナ人が命を落としている。
(Guardianの動画)
ユダヤ人入植者から暴力で家を追われるヨルダン川西岸のパレスチナ人たち
10月7日にハマスがイスラエルを攻撃した後、家屋侵入やイスラエル人入植者による脅迫など数週間にわたる激しい暴力の後、占領下のヨルダン川西岸の南ヘブロン丘陵地帯の村全体が集団的に撤退を決定した。
過去3週間で、13のコミュニティ全体を含む32のコミュニティから858人のパレスチナ人が強制的に避難させられたという。 その数は日々増加しています。 長年にわたる法廷闘争を経て、イスラエル最高裁判所は昨年5月、マサファー・ヤッタの3,000ヘクタール(7,410エーカー)の地域を射撃区域918として知られる軍事訓練区域のままとするというIDFに有利な判決を下したが、この判決は国際法上違法である。 そして占領が始まって以来最大の追放決定の一つとなった。 それ以来、軍とイスラエル人入植者は、銃撃区域のパレスチナ人コミュニティを立ち退かせようと圧力を着実に強めてきた。
(The France24Observersの動画)
入植者の暴力
ヨルダン川西岸における入植者の暴力は、ハマスのイスラエル攻撃とガザでの反撃を受けて10月7日以来急増している。
10月7日から21日の間に少なくとも80人のパレスチナ人と1人のイスラエル人が殺害され、この数字は2005年以来見られなかった。オンラインで共有されたビデオは、入植者が自宅を攻撃した後4人のパレスチナ人が殺害されたクスラのような暴力の激化を証明している。 私たちのオブザーバーは、NGOピース・ナウの和解監視チームに所属しています。 同氏は、入植者が武器を入手しやすくしているイスラエル当局によって、この暴力がさらに悪化していると述べた。
(テレ朝ニュースより)
ガザ北部の学校に空爆 200人以上死亡との情報も
イスラエル軍が、ガザ地区北部の難民キャンプにある国連機関が運営する学校を空爆し、多数の死傷者が出ているということです。
地元メディアなどは18日、イスラエル軍が、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプにある国連機関の運営する「ファクーラ学校」を標的にした空爆を2回行ったと報じました。
当時、学校には女性や子どもなど数千人が避難していたということで、多くの死傷者が出ているということです。
地元テレビ局は死者数が200人を超えていると伝えています。
(short short newsより)
イスラエル軍がアルシファ病院に武器を持ち込む「偽装工作」
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