隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1506.黒猫の刹那あるいは卒論指導

2014年11月06日 | 安楽椅子探偵
黒猫の刹那あるいは卒論指導
読 了 日 2014/09/18
著  者 森晶麿
出 版 社 早川書房
形  態 文庫
ページ数 317
発 行 日 2013/11/15
ISBN 978-4-15-031135-3

 

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し前に、ワイヤレス・マウスの調子が悪いので、マイクロソフトにその旨を問い合わせたら、無償で新しいものに交換してくれたことを書いた。もう数えきれないほどのマウスを次々と使ってきたが、僕は使い方が下手なのか、乱暴なのか、一つにはそれほど高価ではないので(中には高価なものもあるが)、新しい機能のものが出ると、使ってみたくなって買い替えるということを繰り返してきた。
それにしても僕はマウスのはずれに当たることが多く、特にワイヤレス・マウスには縁がないと見えて、短期間で具合が悪くなることが多かった。思うようにマウスが動かないと、ストレスがたまるので、しばらくワイヤレスマウスはやめて、簡単で安価な有線マウスを使っていた。
だが、ルーターや外付けHDDなどのケーブルとマウスのケーブルが絡み合って、またぞろ使い勝手が悪くなったので、昨日近くのヤマダ電機に行って、ワイヤレスマウスとパッドを買ってきた。

 

 

ノーベル賞の受賞で再び盛り上がりを見せているブルーLEDを使ったマウスで、薄いマウスパッドとの相性も良く、快適な使い心地だが、いつまでこの使い勝手が続くか。
NTTぷららからのブログの引っ越しに、まだ毎日の作業が続く日々の中、ともするとブログへの記事のアップが不規則になりがちだ。それでも寝る前のわずかな時間に読む読書量は馬鹿にならず、ここに記事の書けていない読み終わった本は、10冊以上になる。
過去ログの整理を優先させているので、なかなか記事を書けないといった本末転倒とも言える状況を、早く脱出したいものだ。

 

 

故このシリーズ作品に惹かれるのか?好き嫌いに理屈はないというが、早川書房が主宰する第1回アガサ・クリスティ賞を受賞した「黒猫の遊歩あるいは美学講義」は、読む前から好みの作品の予感がしていたくらいで、若くして大学教授になった通称黒猫を主人公とするストーリーは、ポーの生み出した名探偵・デュポンを彷彿させるような彼の言動や、一話ごとにポーの作品を対比させていく流れなど、巻を重ねてもそうした心地よう雰囲気は変わらず、3冊目となる本書はまた元に戻って短篇集だから、よけいに安楽椅子探偵の様な雰囲気を味わうことができる。
においても、相変わらずの薀蓄が僕にとっては好ましい。
シリーズはすでに5冊目が出ているらしいが、他にも読みたい本が山とあるから、間に挟む形で読み継いでいきたい。

 

収録タイトル
# タイトル 初出紙・誌 発行月・号
1 数奇のモラル ミステリマガジン 2012年7月号
2 水と舟の戯れ 書き下ろし  
3 複製は赤く色づく 書き下ろし  
4 追憶と追尾 書き下ろし  
5 象られた心臓 書き下ろし  
6 最後の一壜 ミステリマガジン 2011年12月号

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして。 (ゆこりん)
2014-11-06 20:40:57
こんばんは。はじめまして。
日本ブログ村で、このブログを見つけました。
たくさん本を読まれているのに驚きました。
これからの読書に、とても参考になります。
私もブログの引っ越しをして、まだ完全に
引っ越し作業が終わっていません。
またここにお邪魔したいと思います。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます (隅の老人)
2014-11-07 08:25:00
ゆこりん 様
ご覧いただきありがとうございます。
ゆころん さんも引っ越しですか?もしかしたら、ocnからですか。僕のブログはデータ数(記事と画像を合わせますと4,000以上になります)が多すぎて、引っ越しツールがうまく作用しなかったので、いまだに苦労しています。
これからもよろしくお願いします。

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