Native of Ehime

最近、自然も人間も少し変。自分のできることからやってみようか。

ありがとう

2008-11-21 22:00:51 | 特に心と体にいいこと
 昨日の毎日新聞にいい記事があった。
 作家の光野桃さんの「きれいの先にあるもの」というコラムで「感謝の美容液」という題名だった。

 こういう内容だ。

 あるエステで、顔の仕上がりが日によって違うことに気づいた。
 いいときにはもう抜群で、小顔になるし透明感は出るし、つるつるもっちりになる。
 エステの先生は、顔をマッサージする時とか、化粧水を入れ込む時に、ありがとうございますと言うそうだ。
 でも、その先生が「ありがとうございます」を忘れて施術したときは、術後の顔の状態がまったく違うのだという。

 もうひとつの別の話は、

 あるアメリカ人の社長は、日本の習慣である「いただきます」という言葉を、大変素晴らしい、と絶賛した。

 「いただきます」と言うほんの一秒ほどの間に、目の前の食事がそこに至るまでの時間、例えば、野菜が種からまかれ、実り、刈り取られ、運ばれ、調理され、といった膨大な時間と人々の労力に思いを馳せることができたら、同じ食事でも、身体に及ぼす影響がまったく違う、というのである。

 つまり、心をこめる、ということであろう。

 本当に心をこめたとき、その思いは物理的なエネルギーとして、思わぬ実際的な効果を生むのかもしれない。

 と締めくくっている。

 料理を作る時、相手においしく食べて欲しいと思えば、その料理はおいしいものになることは、信じることができる。
 いや、知っている。

 みんなのために何かをしたいという思いやりの心を、たくさんの人が、疑問を持たずに、当たり前として持てるようになれば、未来が期待できるものとなるのであろう。

コメント
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