玉川温泉 入浴

玉川温泉の日課は、岩盤浴２回、入浴３回、ラジウム浴１時間、ラジウム吸引適宜に変えた。
玉川温泉には、湯治相談室というのがあり、そこに看護師さんが常駐しているが、そこで皮膚炎の相談等をしたところ、日課がハードだということで、無理をしないようにした。

玉川の酸性湯で、指紋がほぼなくなった。
もうすぐで、完全犯罪ができそうだ。




来て３、４日で、足に赤いブツブツの吹き出物ができた。
事前に皮膚科でもらっていた塗り薬で、かゆみなどの症状は軽くなっている。

入浴相談室でも、薬はもらえる。

玉川温泉では吹き出物が出ると、少し誇らしげになる。
それは、患部周辺に出てきて、そこから体外に毒素を排出すると言われているからだ。

でも、ここの看護師さんによると、それは皮膚炎なので症状が出たら無理をしないで源泉でなく、５０％にして、出る時はかけ湯を十分するように言われた。

源泉の湯船の中では、粘膜はもちろん体中がぴりぴり針で刺されるような状態の中、１時間も頑張る人もいる。
人によって入浴方法がそれぞれ違う。

去年いろいろな人に聞いての私の結論は、源泉に１０分入って、５分乾くまで晒すという方法だった。

でも、今回は、痒くなってかいているとそれが悪化して吹き出物になった。
だから、今出ているものは単なる皮膚炎だと思っているので、５０％に入り、出る時にはかけ湯をして、あまり無理をしないようにしている。


でも、語り継がれている、患部に出ると言う症状は、確かにある。

私の周りでも、脳梗塞の時は、右半分だけ頭の中に湿疹ができ、胃がんの時は、お腹に湿疹ができた人がいる。
また、脊椎に損傷がある人はそこに出ている。

こういう話しは、周りの人自身の経験として頻繁に聞くので、皮膚炎で片付けるのはどうかと思っている。


玉川温泉の不思議は確かに存在している。

花輪朝市

昨日、鹿角市で３と８が付く日に開かれる花輪朝市に行ってきた。
学生時代のクラブの合宿のような湯治の中での唯一の息抜き。

玉川温泉から国道に出て走り始めたが、絶景の連続。
何度も何度も車を停めて写真を撮るので、なかなか進まない。

今年の紅葉は、葉がちりちりと枯れて、あまりきれいでないと言われていたが、雪が降って急に寒くなったので、紅葉がすごく鮮やかになった。

紅葉と白い雪とのコントラストがたまらない。



























玉川温泉でも食料品は売っているが、安くて新鮮で栄養がつくものを仕入れる。
南国愛媛の人間にとって、珍しいものだらけ。

りんごの試食は、半分むいてくれる。
１個食べたいと言えば、丸ごと１個くれる。

おまけを豪快につけてくれた。




秋田だけあって、はたはたの三五八漬。




左がタラ、右がカスベ(エイ)。




さめの頭。

これを食べるのかと驚いていたら、買ったおじさんが湯がいて食べると最高で、軟骨がおいしいと言っていた。
南予では、フカの湯ざらしを食べるので、似たようなもんかもしれん。

でも、見た目がすごい。




湯治がちょうど半分終わったので、リラックスして血行をよくすることに。

地酒　高清水無濾過純米原酒。
秋田県内限定販売に魅かれた。

生酒系のフルーティーで少し甘めの酒。




はたはた寿司ははたはたを、ご飯、米麹、塩で漬け込み発酵させた「なれずし」だ。
お腹にぶりこが詰まっている。

横にあるのは、にしんの切り込み。
これも、発酵食品で、酒のあてに最高。




近くにいた山形のおばちゃんが自家製の漬物を持ってきてくれたので、いただく。
少し乳酸発酵して、食べごろのいい味になっている。





これから後半だが、無理をしないよう、がんばろう。

玉川温泉 雪見浴

昨日、粉雪に変わってから、雪が積もり始めた。

玉川に来る国道は、１８時から朝８時まで夜間通行止め。
今晩も通行止めになっており、陸の孤島だ。

朝起きると、雪は25cmくらい積もっていた。
一面、真っ白になっている。

紅葉から一気に冬景色になった。
紅葉と白い雪とのコントラストが鮮やかだ。










朝、テントでの岩盤浴の後、足湯。
熱さと酸性の刺激で、すぐに真っ赤になり、ちりちりする。




午後は、外で雪見浴。
寒いけど、絶景だ。

玉川温泉 雪景色

昨日は初めての雨。
岩盤浴はすごくすいていた。




紅葉が一番きれいになった気がする。





ところが今朝起きると雪混じりのみぞれ。
朝の岩盤浴をしていると、そのうち雪に変わった。




テントの中にも雪が舞い込んできて寒い。
入った所は中央部で、一番熱いところだったけど、あまり汗をかかない。

私はフル装備だが、簡易な支度の人は全然温まらないようだった。

今日は、みんながなぜかよく話す。
中は会話が飛び交っていた。

いい雰囲気だ。



人がいっぱいで、外にも列ができていた。
傘にも雪が積もっている。

もう少し居たかったけど、次の人にゆずる。

玉川温泉 その４

合宿のような玉川での生活が始まって５日目。
少しづつ自分のペースができつつある。

岩盤浴が３回、入浴４回、ラジウム浴１時間、ラジウム吸引適宜が１日の日課。
今日は、朝の岩盤浴の後、昼ご飯用の蒸した芋をもらった。

ラジウムが中に入り込んだありがたいお芋だ。
非合法に近いので、製造方法はマル秘だ。





毎日新しい友人ができている。
みんな同じ病気なので、すぐに仲良くなる。

そして、お互いの病状と治療方法の情報交換が始まる。

治療を受けずにがんが消えた人が何人もいる。
それも、こういう話があったというような間接的なものでなく、本人からその話を聞く。

今日もだった。
毎日のようにそんな不思議な話を聞く。

ただ、ここに来れば誰でも治癒するというような簡単な話ではない。
治ることを信じ、本気で玉川で治療した時、治癒することがあるようだ。

でも、それは玉川に限ったことでけではない。
治癒することを本当に信じれば、不思議なことはどこでも起きる。

人間の思いはそれほどに強い。