推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

ご案内

「推手(すいしゅ)」とは、太極拳の2人でする練習の事です。
套路(型)と推手は車の両輪で、両方やらないと上達は見込めません。

套路は1人でも練習できますが、推手は相手が必要です。
ならば、太極拳好き同士でお互い練習相手になろう、というのがこのサークルの目的です。
対練専門の謎の集いです。
太極拳やったこと無い方でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。
お問い合わせはこちらまで。
suishucircle@yahoo.co.jp
右の「メッセージを送る」からでもOKです。

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2022.12.31 「来年こそは」をUP

風の中で空に

2013-05-03 23:10:52 | 日記
唐突ですが、ネットでのメンバー募集は止めました!
(どうせ来ないし)
今後は知り合いだけで集まろうと思います。

という訳で、このブログは練習記となります。
謎の集団の暗躍にご期待ください。


さて連休の最中、天気は上々。
外での練習には絶好の日和です。

風さえなければ。
なんか寒いっす!

そんな風の中、懲りもせず推手します。
今日のテーマは「引進落空(いんしんらっくう)」
いきなり支えを外して相手を崩す技の総称で、文字通り「空に落とす」のです。

太極拳の典型的な技なんですが、これを身につけるのは実に難しい。
理屈だけ知っていても意味がありません。
自分でもやった、と気がつかないぐらい自然に出来る様にならなければ、実際の戦いでは使えません。

四正の「リー」を例に単式練習や鍛錬法をやってみます。
手で引っ張るのではなく、全身を使って相手をポイっと後ろへ放り投げます。

単推手においては相手に軽くテンションをかけておき、反射で押し返してきたのに逆らわない様に下がるのが相当すると思います。

引進落空が一番分かりやすいのは「アン」でしょう。
相手が押してきたのを両手で下に誘導しつつ、後ろに下がって引きずり込みます。
人間は倒れかけた時、最優先にするのは「体勢を立て直す事」なので、それに気を取られている刹那を狙う訳です。
借金取りが弱みにつけ込んで家屋敷をかっさらうのに似ていますね。

四隅の「レツ」についても少し対練をやってみました。
これがうまく使えるようになると、自由推手での裏必殺技になります。


「空」と化すのを目指したんですが、課題は積もるばかりです。
だが、それがいい。
簡単に手に入るものなど価値もそれなりです。
なかなか上手く行かないから面白いんですよねー。