杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

シクラメンの香り

2011年12月31日 | 日記
「今日30日が誕生日なのですが ?
プレゼントにどんな花が良いでしょうか ?」

夕方、大型店舗の花のコ-ナ-に出向いて
店員さんに尋ねた。

先客の接待を終えたばかりの中年の店員さんに
申し出た。

シクラメンが良いのではとの答えが返って来た。
早速お願いして包装してもらう。

その間、愛しきワンちゃん達へのペットフ-ド
を購入した。
花コ-ナ-へ戻ると、綺麗に仕上がっていた。

「何色ですかね ?」 私の質問に店員さんは
口ごもった、「ピンクでもないし ?」 と私。

支払いを済ませていると・・・
彼女の口から思いがけない言葉が発せられた、
「羨ましいですね ?」

花屋さんで毎日草花と顔を合わせている人から
まさか、思いも依らぬ本音を聞くとは ?

その筈である、雇われている店員さんで有っても
あくまでも商売の上で草花に囲まれているわけで、
自己の所有物ではない、プレゼントされる側に
なりたいだろうなと、要らぬところで同情した。

「何色ですか・・・?」

家に帰って早速布施 明のシクラメンのかほりを
検索して歌詞を確認した !

♪ うす紫のシクラメンほど 淋しいものはない ♪

そうだ、うす紫だ ?

花言葉は、この際置いておいて店員さんのお目がね
に任せた次第である。

昨夜、同僚のO先生からメ-ルが入って、
可愛い文面に相好を崩した私である !
「明日30日の誕生日に50才になります !」

其の場では気がつかなかったが、
私と関係のある女性が、それより上の大台での
誕生日を迎える、同じ誕生日である事に気がついた。

そういうことで、シクラメンの花をプレゼントする
ことになったのである。

慌しい年の瀬、
これらの誕生を迎える方々は、落ち着いて誕生祝いを
して貰えたのであろうか ?

最後の締めくくりと正月元旦を控えて、
気もそぞろでの、誕生祝いではなかったのか ?

♪ うす紫の ・・・ 侘しい日暮れに ?
淋しく泣いた、オカッパ頭 ?

私は、その純真たちの幼き日々に手を差し伸べて、
遅まきながら、誕生祝いのプレゼント ? を送る。

♪ うす紫のシクラメンほど・・・♪

港町の商売人の家に、ポツンと佇む少女がひとり ?
父や家人はみんな出払って、ひとりで お留守番 !

べそをかいて居たそのひとが、その少女が ?
今夜の主人公 ! シクラメンを送られた女性 !?

少女の耳に、別府航路のあかつき丸のドラの音が
響いてきた・・・ それは遙か遠い昔の思い出 !

今年もあと1日・・・
ゆっくり噛み締めたいと思っています。
♪ うす紫の ・・・ シクラメンほど ・・・。。。

                     合掌


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 青空の彼方 | トップ | 夕暮れまでには »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事