杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

龍馬は

2010年08月13日 | 日記
私は今、坂本龍馬本を読み返している。
読めば読むほどに竜馬の魅力が冴えて来る。

平井加尾の兄収二郎は武市半平太の勤皇党に在って、
知りませんでしたが上士だったのですね。

そして後藤象二郎、乾退助(板垣・・)も上士の身分 ?
激動の幕末維新は、人々の運命を飲み込んで逆巻く怒涛。

現代の車社会と徒歩の時代の違い、それを元に敷かないと、
時間と距離の感覚が掴めない。
その命を懸けた覚悟は、裂帛の気迫なしでは務まらない。

そのお咎めは、家族郎党を巻き込んだ連帯責任の重圧。
「武市 ! 腹を切れい !」 殿様(老公)容堂の申し付けに、
三枚腹で答えた半平太 ! 現代の人間が従順と出来ますかね ?

潔さと忠義 !? 良い悪いは別として、その時代のうねりに目
を向けてみたい。

数ある藩の中で、薩摩、長州、土佐、この3藩は、殿様の資質
時代背景は有ったものの、やはり其処に在る武士の矜持が他藩
と違っていたのであろう。

特に、峻烈な階級社会に貶められていた土佐の郷士たちの歴史
は、今一度スポットを当ててみて罰は当たらない !?

私の身近に、先祖が高知(土佐)から来たという長宗我部さんと
いうお方が居る。
地元の役柄(長)をされていて印鑑のお願いに伺ったことがある。
土佐藩の龍馬のこと等に話題が及んだが、その土地には珍しく
控えめなお方で、その穏やかな奥ゆかしい佇まいに感銘を受けた。

仕事を離れて尚、再度話を聞かせて頂きたいと考えている。
多分腹の内には脈々と土佐の異骨相の気質が育まれて居るだろう。

とにかく、龍馬本は私のトイレの時間を長くさせる・・・!
思索の間は、一時・・・歴史の旅へ我が身を誘ってくれる。
命を賭した修羅の筈なのに、時代と共に夢のロマンに舞台を駆ける。

おぼろげながら、坂本龍馬の人物像が浮かんで見える。
陰気の逆、陽気な人であったのであろう・・・?
明治の夜明けに、土佐郷士坂本龍馬の艶姿を見てみたかった。
明治の元勲か、はたまた荒波を乗り越えて世界に雄飛する大実業家
の姿であろうか ?

岩崎弥太郎の三菱商会に匹敵する、否 それ以上の海運王になって
居たであろうか !?
日本の近代夜明けが、まったく違ったものに成っていたかも知れない。

日韓併合「反省とおわび」 首相談話 閣議決定 未来志向の関係構築
我が家で購買している、Y誌の新聞の一面見出しに、でかでかと大書
されている、振り返ること村山談話 ! 歴代続くお詫び行脚・・・?
敢えて触れないが ! 国と国とのせめぎあいは感情だけでは言い表せ
ぬ、何時まで続くぬかるみぞ・・・!?

個人同士の喧嘩と思うなよ ? 引いたほうが負けあやまった方が負け。
国の舵取りは、一歩誤れば海の底、地獄の果て・・・。。。

                                合掌


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