久しぶりに予約葉書を送ってみた。

台風が近づこうというのに古書即売会は開催される。
今回は名古屋栄丸栄スカイル8階で「第29回丸栄古書即売会」が12日から18日までの日程で開催される。
丸善の古書即売会と並んで毎年この時期に開催されるため、これが来ないと夏が来たという気がしない。

いつも通り目録が送られてきた。
通常なら一読して書庫送りになる目録だが、今回は気になる本があったので予約葉書を送ってみた。

雨降る中、仕事帰りに丸栄に立ち寄る。
会場は思ったより来場者が多い。
開場初日の模様がニュースで紹介されたことも影響しているのだろうか。

ここの即売会の特徴として、名古屋の古書即売会では珍しく和書・書画が出ることが挙げられる。
やはりデパートで開催される古書即売会ならではと言えるが、値段もそれなり。
もっとも興味もないのでざっと眺めるだけだが。

会場を一周して本を4冊手にした。
まぁこんな所かなと思う。
これに予約してある分を加えると結構な荷物になる。
という訳で、会場の隅に設けられた予約コーナーへ足を運ぶ。

この古書即売会の予約結果の発表は大変ユニークだ。
予約葉書に記入された受付番号が掲示され、その隣に当選した商品番号が並ぶ。
要するに学校の合格発表と同じシステムだが、20年近く即売会を巡ってきて結果をここまでオープンにする所にはお目にかかったことがない。

この他にもバーゲンブックやCDも売られていたが、めぼしい物はなかったので紙袋一杯の古書を受け取って会場を後にした。

(即売会で買った本)
「都電が走った昭和の東京」萩原二郎編 生活情報センター
「江ノ電写真集」吉川文夫編 同上
「鉄道もの知り百科」岩上篤行編 電波新聞社
「進駐軍時代と車たち」車屋四六 グリーンアロー出版社
「続進駐軍時代と車たち」同上
「M16＆ストーナーズ・ライフル」床井雅美 大日本絵画
「ミイラの謎」フランソワーズ・デュナン／ロジェ・リシタンベール著 吉村作治訳
創元社

追記：
生活情報センターが出している鉄道モノの大型本が古書市場に出回るようになってきた。
それも元値の半額程度で。
即売会や古書店の店頭で見かけたら買い時かもしれない。