Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

樽見鉄道・新駅「モレラ岐阜駅」開業。

2006-04-22 06:03:57 | 鉄道(地方・専用線など)
昨年から樽見鉄道にはよく足を運んだ。
途中、北方真桑と糸貫の間で巨大な建物が建設されているのを目にした。
そして、その近くに位置する線路に並ぶように、小さなホームが建設されているのも。

「巨大な建物」がショッピングセンターであることは容易に想像できたが、「小さなホーム」がそれに合わせた新駅とはちょっと結びつかなかった。
それだけ「ショッピングセンター=クルマで行くもの」という図式が出来上がっていたのだろう。

前置きが長くなったが、その新駅「モレラ岐阜」が21日開業した。
「開業前に記念式典、乗客増の起爆剤期待 本巣のモレラ岐阜駅」(中日新聞、4/21)

開業に先立ってピンクのラッピングが施されたハイモ230-314が走っていたので、「モレラ岐阜」開業は知っていた。
ちなみに、グランドオープンは29日。

これに先だって新駅が開業したことになるが、道路混雑の緩和や新駅設置を盛り込んだ本巣市とモレラ岐阜側との協定に基づき、建設費0.6億円はモレラ岐阜が負担、
本巣市が建設した。
新駅の利用客は年間7万人、0.3億円の増収を見込んでいる。
利用客を一日当たりに換算すると、一日当たり約190人の利用を見込んでいることになる。
この見込み、そう無理な数字ではないと思うが、如何せん本数を減便するダイヤ改正を同時に行ったばかり。
「乗りたい時に列車が来ない」という理由から利用客が見込みを下回ることがないように改善策を上手に講じる必要があることは言うまでもない。
利用客が増えて本巣折り返しの増発が出来るぐらいに増えて欲しい。

ちなみに、モレラ岐阜駅開業を記念した記念乗車券も21日から発売された。
セメント列車や客車列車が先月限りで姿を消し、趣味的には静かになった印象が強い樽見鉄道だが、今度はモレラ岐阜への買い物客で賑わって欲しい、というのが記事を読んで受けた印象だった。

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