雲仙普賢岳の噴火災害後、くすぶり続けていた島原鉄道の区間廃止問題。
一時は噂自体も聞こえなくなっていたので、この問題は棚上げになったのかなと思っていたが、やはり水面下で話は進んでいたようだ。
「島原鉄道:南島原~加津佐の「南線」、廃止の意向 来春、利用客減で」(毎日新聞、1/30)
要旨は次のとおり。
○島原鉄道は南島原・加津佐間の「南線」(36.2km)を来年度一杯で廃止する意向を昨年11月に沿線自治体に伝えた。ただし、取締役の一人によれば「役員会での決定はまだ」とのこと。
○島原市は南島原の一つ隣の駅、島原外港駅まで残してほしいとしている。
以前から噂されていた話がようやく具体的になってきたか、というのが第一印象。
元々南線自体、通学生以外の乗客数が少ないという話は聞いていたし、3年前に島原鉄道を全線乗った時も、南島原までは立ち客も出る盛況ぶりだったのが、同駅を出ると次第に乗客数も先細り。
終点加津佐に着いた時は自分を含めて数人しか乗っていなかったことを思い出す。
これは日曜日ということを割り引く必要があるけれど。
もう一つ気になるのはやはり車両関係。
島原鉄道といえば「キハ20」。
元国鉄・自社発注のキハ20が主力の一端を担っており、以前の訪問時、朝ラッシュには同系列の三連も見ることが出来た。
おまけにトロッコ列車の動力車も勤めていたりとまさしく「働き者」と言える活躍ぶりを見せているが、今回の話が具体化すれば所要車両数も減るため、これらキハ20形に大変動が起きることは必至。
また、トロッコ列車は島原・深江間で運行されているが、運行区間が廃止区間と重なるため運行自体も危ぶまれる状況になりかねない。
「役員会での意思決定はまだ」と言っても会社が沿線自治体を回って廃止の意向を伝えているようでは意向は見えている。
冒頭でも触れたように以前から燻り続けた話の具体化。
それだけに、話そのものをなかったことにすることは難しいだろう。
あとは、島原市が要望する「南島原・島原外港」間の存続が実現するかどうか。
一駅間とはいえ、存続要望が出るのは高速船などが発着する島原港へのアクセスを考慮してほしいという思いの顕れだと思うが、この点も含めて今後の続報に注目してみたい。
一時は噂自体も聞こえなくなっていたので、この問題は棚上げになったのかなと思っていたが、やはり水面下で話は進んでいたようだ。
「島原鉄道:南島原~加津佐の「南線」、廃止の意向 来春、利用客減で」(毎日新聞、1/30)
要旨は次のとおり。
○島原鉄道は南島原・加津佐間の「南線」(36.2km)を来年度一杯で廃止する意向を昨年11月に沿線自治体に伝えた。ただし、取締役の一人によれば「役員会での決定はまだ」とのこと。
○島原市は南島原の一つ隣の駅、島原外港駅まで残してほしいとしている。
以前から噂されていた話がようやく具体的になってきたか、というのが第一印象。
元々南線自体、通学生以外の乗客数が少ないという話は聞いていたし、3年前に島原鉄道を全線乗った時も、南島原までは立ち客も出る盛況ぶりだったのが、同駅を出ると次第に乗客数も先細り。
終点加津佐に着いた時は自分を含めて数人しか乗っていなかったことを思い出す。
これは日曜日ということを割り引く必要があるけれど。
もう一つ気になるのはやはり車両関係。
島原鉄道といえば「キハ20」。
元国鉄・自社発注のキハ20が主力の一端を担っており、以前の訪問時、朝ラッシュには同系列の三連も見ることが出来た。
おまけにトロッコ列車の動力車も勤めていたりとまさしく「働き者」と言える活躍ぶりを見せているが、今回の話が具体化すれば所要車両数も減るため、これらキハ20形に大変動が起きることは必至。
また、トロッコ列車は島原・深江間で運行されているが、運行区間が廃止区間と重なるため運行自体も危ぶまれる状況になりかねない。
「役員会での意思決定はまだ」と言っても会社が沿線自治体を回って廃止の意向を伝えているようでは意向は見えている。
冒頭でも触れたように以前から燻り続けた話の具体化。
それだけに、話そのものをなかったことにすることは難しいだろう。
あとは、島原市が要望する「南島原・島原外港」間の存続が実現するかどうか。
一駅間とはいえ、存続要望が出るのは高速船などが発着する島原港へのアクセスを考慮してほしいという思いの顕れだと思うが、この点も含めて今後の続報に注目してみたい。
時間の都合で諫早→加津佐乗り通し(加津佐から小浜周りの県営バスで諫早戻り)だったのですが、月曜午後の学生帰宅時間とあって、南島原以南もバスの拠点になっている有家や口之津で動きが見られました。ただ、島原以北とは比べ物にならず、バスで事足りるレベルであるのは事実。加津佐駅も市街と離れており、無人駅化で寂しくなっておりました(すぐ近くにまだ出来て久しいという感じのファミリーマートがあり、学生で盛況でしたが)。
ちなみに口之津発の県営バスは学生でほぼ満席!しかも結構通学距離が長いんですね。鉄道利用に直結しないものの、県営と島鉄バスが遭い乱れるというよりも何とか共存している感を覚えましたが、さて…。
#ただ鉄道路線並行で島鉄バスの諫早-有家線があったりと、このあたりの難しさも…。
最後に島原鉄道に乗ったのは2004年の初秋ですから、もう3年近く前の話になります。
お客の動きも自分が乗った時とあまり変わっていないようで、学生さんが主体のようですね。
何よりショックだったのは加津佐駅が無人駅になっていたことでしょうか。
あそこで硬券入場券を買ったりしたのが懐かしく思えます。
バスの方は乗車する機会がなかったので直接の言及は避けますが、鉄道線平行バス路線の存在は知りませんでした。
代替バスを検討する場合、その路線が鍵になってくるのではないかとコメントを拝見して思いました。
オフィシャル出ました。島原外港まではなんとか。
http://www.shimatetsu.co.jp/rail/press-2.pdf
それにしても、普賢岳災害による深江付近再建が…勿体無いというのはカンタンながら、災害風化も懸念される中で何とか活かす道はなかったものかとも…。
それにしても、何度か島原行きを模索した中で、やはりJRとの接続がイマイチ良くなかったかなぁというのはあろうかと。対博多では数分の差で特急との接続が合わないこともありますし。