Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

樽見鉄道にやってきた元・神岡鉄道の除雪車。

2006-11-26 05:53:23 | 鉄道(地方・専用線など)
両界山横蔵寺からの帰り道。
時間があったので樽見鉄道本巣駅に寄った。

駅構内には役目を終えた車輌が留置されていた。
これらについては別の機会に譲るとして、「うすずみファンタジア号」の廃車体の前に見慣れぬ除雪車が留置されていた。


よく見ると、今月末で廃止となる神岡鉄道の塗装。
という訳だから、入線してまだ日が浅いのだろう。
これが先日紹介した樽見鉄道の再生計画で購入計画が出ていた「除雪車」だった。

その除雪車を少し観察してみる。

何しろ実車を見たのは昨年の現地訪問の時だけ。
しかも、神岡鉱山前駅のホームから遠く離れた検収庫内にいるのを遠目に見ただけだから、実車全体のフォルムを見るのは今回が初めてになる。

再生計画に関する記事では「ラッセル車」と表現されていたが、この除雪車DB1を紹介した種々の資料では「ロータリー車」となっている。
普通両者を間違えようがないので、何か原因があるのだろう・・・と思って反対側に回ってみると疑問は一発で解けた。

反対側にはラッセルヘッドが装備されている。
なるほど、知らない人がこれを見たらどちらでも解釈できる訳である。

それでは銘板の標記はどうなっているのだろう・・・と陸橋を渡って反対側へ回る。
DB1のキャブの下側、銘板を見る。

「ニイガタ軌道モータカー」の下に小さく(ロータリー装置付)とあった。
やはり「ロータリー車」ということになる。

メーカー側の形式はMCR-4A。
両端の除雪装置を外してしまえば、よく見かける「機械」扱いのモーターカーそのもの。
これを神岡鉄道は車籍に入れて「車両」として使っていたが、樽見鉄道でも「車両」になれるのだろうか。
そして、塗装は改められるのだろうか。
見ていて興味が尽きなかった。

神岡鉄道の車両の内、廃止後の働き口を一両だけ見つけたDB1。
新天地での活躍に期待したい(任務上、あまり出番はないと思われるが)。

追記:
今回は11月10日付けの記事に寄せられた情報提供に基づいて訪問してきました。
「名無し」の方からの情報提供だったのが少々残念な所ではありますが、ここにお礼申し上げます。
ただ、次からはHNで構いませんので、記名の上コメントをお寄せ頂ければ幸いです。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私がそのときの情報提供者です (EF58)
2006-11-29 22:57:17
どうも、私が11月10日の記事に情報提供コメントをした者です。
実を言いますと、この情報は「2ちゃんねる」から仕入れて、岐阜県三セク鉄道三社の再生計画について書かれていた、貴殿のブログに除雪車購入の情報を書きこんだものです。
これからよろしくお願いたします。
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