しなの鉄道の電車を降り、長い跨線橋を渡る。
長野電鉄屋代線の始発駅はしなの鉄道屋代駅の片隅、5番線にある。
かつてこの駅から上野発湯田中行き急行「志賀」が乗り入れていたが、その面影を立派な駅名標などに見ることができる。
しかし、よく見なければわからないということは一般の人の記憶から消え去っていることは想像に難くない。
ホームで須坂行の電車を待っているのは自分一人。
見る機会がすっかり減った、木造の待合室。
こういった物を見ると、「遠くに来たんだなぁ」と思えてくるから不思議だ。
それにしても、気になるのは「須坂・湯田中」はわかるとして、「木島方面」の表記が看板に残っていること。
木島線が廃止されて時間も経つのに、まだ表示が残っていることに少々の驚きと戸惑いを抱く。
電車が入線してきた。
元営団日比谷線の3500系の二連。
少ないお客が降りてしまうと、誰も乗らない電車だけが残される。
そんな電車に一人乗り込んで出発を待つことにする。
長野電鉄屋代線の始発駅はしなの鉄道屋代駅の片隅、5番線にある。
かつてこの駅から上野発湯田中行き急行「志賀」が乗り入れていたが、その面影を立派な駅名標などに見ることができる。
しかし、よく見なければわからないということは一般の人の記憶から消え去っていることは想像に難くない。
ホームで須坂行の電車を待っているのは自分一人。
見る機会がすっかり減った、木造の待合室。
こういった物を見ると、「遠くに来たんだなぁ」と思えてくるから不思議だ。
それにしても、気になるのは「須坂・湯田中」はわかるとして、「木島方面」の表記が看板に残っていること。
木島線が廃止されて時間も経つのに、まだ表示が残っていることに少々の驚きと戸惑いを抱く。
電車が入線してきた。
元営団日比谷線の3500系の二連。
少ないお客が降りてしまうと、誰も乗らない電車だけが残される。
そんな電車に一人乗り込んで出発を待つことにする。