Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

大井川鐵道C56 44火入れ式の一方で・・・。

2007-09-06 07:25:53 | 鉄道(地方・専用線など)
大井川鐵道でタイ時代の姿に復元されようとしているC56 44。
そのC56 44の火入れ式が4日に新金谷駅で行われたことを毎日新聞の記事で知る。
運行開始は来月7日からということなので、その時には記念イベントが開催されるのは間違いないところだろう。
行くかどうかはこれから考えるとして、タイ時代の姿になった同機が客車列車の先頭に立つ日が待ち遠しい。

その一方で、大井川鐵道の蒸気機関車を巡ってはこんな話もある。
「『C11形312号機』のさよなら運転出発式について」(大井川鐵道ホームページ)

先月大井川鐵道を訪れた時、元気に客車列車の先頭に立っていたC11 312が9月8日の運転を最後に引退するという。
引退の理由は老朽化。
実際に見た印象と大井川鐵道の発表との落差に唐突さと戸惑いを覚えるが、結果として先のC56 44と入れ替わる形で引退することになる。
幸い、解体はされずに沿線の何処かで静態保存される予定とのことなので、実機を見ることはできる。
が、つい先月まで走っていた機関車が傍目には突然引退する。
蒸気機関車のコンディションというのは、実にわからないものだ。

C56 44と同じく静態保存から復活する姿を見ることができれば大変嬉しいが、今回の発表を見る限り、それは望み薄なのだろう。
ならば、せめて千頭駅(たぶん、ここに落ち着く可能性が高い)構内で「第三の余生」を過ごさせて欲しいものだと思う。

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