Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

大した事はないとタカをくくると・・・。

2005-07-16 21:32:52 | 古書
大体、誤算が生じる。
まぁ今回は嬉しい「誤算」だったのだが。
7月14日から20日までの日程で「第27回丸栄古書即売会」がスカイル8階丸栄大催事場で開催されている。
毎年この時期に開催されているが、昨年は目録が送られてきたにも関わらず、全く予約をしなかった。
結果、会場で掘り出し物探しに専念したが、品揃えが名古屋古書会館のそれと殆ど変わらなかった事にゲンナリしたことを覚えている。

では、一年が経った今年はどうだったかというと・・・。
到着した目録と書棚を見比べつつ、一冊予約した。

「目録と書棚を見比べつつ」とあるのは、ある本を巡って予約を入れるかどうか迷ったためだ。
それは「おもいでの南満州鉄道」(誠文堂新光社)。
この本自体昭和45年に発行されているが、平成10年に発売され店頭から瞬く間に姿を消した「写真集 南満州鉄道」と同じ内容かどうか確認できなかった。
まぁ、目録には違う店から二冊出ている事だし、少なくとも一冊は会場に出ているだろうから、これを確認すれば良いかと思って、予約を見送った。

今日、暑い昼下がりに会場へ足を運んだ訳だが、流石に百貨店。
冷房が良く効いていて過ごしやすい。
で、変わった本が出ていると言う事はないが、如何せん去年の記憶があまりに強い。

会場に入ると、まず和室向きの書棚が出迎えてくれる。
確かに和室にマッチした和風のデザインだが、7万円近い値段はやはり高い。
それに値段の割に本が入りそうにない、コストパフォーマンスが低いと切ってしまうあたりが貧乏性だと思う。

暑い中を歩いてきたせいか、それとも寝不足か、頭がボーっとしている。
本探しには向いた調子とはいえないが、それでも会場を見回すと、やはり百貨店で開催している即売会ということもあって、古書会館より多くの人が来ている。
大体参加店が構えているブースに数人の人がいるような感じだった。

そんな中をユルリと回ってみる。
早速、予約するかどうか迷った「おもいでの南満州鉄道」を見つける。
内容を確認すると、予約前の予想通り「写真集 南満州鉄道」と同じ内容だった。
題名を変えただけで同じ内容だったら、あえて買う必要はない。
予約を入れなくて本当に良かったと思う。

会場を一巡してから予約しておいた本の確認をしようと、予約係のブースへ。
予約が重複していれば、抽選ということになるが、どうやら無事に予約は通ったようだ。
予約しておいた本を受け取って、本探しを再開する。
会場内で「南満州鉄道30年史」を見つけた。
買えないことはなかったが今回は見送った。

結果としては、昨年とはうって変わって掘り出し物が沢山見つかった。
昨年は予算を下回ったので、「あまり使わないだろう」と思って出かけたが、完全に計算が狂った。
まぁ、古書は一品ものだから、「出た時に買う」のが原則。
とはいえ、よく買ったと思う。

今月の名古屋地区の即売会はこれでおしまい。
来月は一回しか開催されないので、少し落ち着くだろうとは思う。

しかし、再来週は京王百貨店の古書即売会の抽選結果が出る。
結果如何によっては、また財布から多くの現金が出ていく。
さて、どうしたものか。

(今回買った本)
「図説 世界の蒸気機関車 その栄光の歴史」ルチアーノ・グレッジオ著 青木栄一 海野祐子共訳 講談社
「創業80周年記念 最近10年のあゆみ」近畿日本鉄道
「蒸気機関車写真名鑑 月刊世界鉄道全集増刊」宮澤孝一監修 彰文社
「名古屋港90年のあゆみ」名古屋港管理組合
「海の散歩」光淋社出版
「宙の名前」光淋社出版



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