桜と、春の嵐と、鹿島鉄道と。(その1)

時計の針を戻し、8日の顛末を書いてみたい。
馬橋で常磐線103系を撮影した後、柏まで各駅停車に乗る。
そして、柏から常磐線を乗り継いで石岡入り。
着いたのは12時25分。
車両故障か何かでダイヤが乱れた結果、定刻より少し遅れていた。

足早に鹿島鉄道のホームへ移動する。
鉄道事業廃止の届け出が報じられて間がないためか、結構同業者の姿も見受けられる。
最初の計画では早朝石岡入りして鹿島鉄道を往復する計画だったが、「103系のさよなら運転」が入ってきたため急遽予定を変更した。
結局、着いた時間も半端なため常陸小川まで往復することにした。

石岡発12時31分発の列車に乗る。
KR-501の単行列車。
座席は全て埋まっている。
これだけ見ていると「廃止」が云々されている路線とはちょっと信じがたい。

座席の片隅から空を見上げる。
・・・石岡を出た時は青空だった空が、急に灰色に変わってきた。
そして、窓には水滴が。
雨が降ってきた。