この駅にたどり着いたのは22時過ぎ。
仙台へ向かう各駅停車の「こまち・やまびこ」を見送り長い通路を歩く。
函館からこの駅までの旅を支えてきた「みちのくフリーきっぷ」を駅員に見せて改札口を抜ける。
この切符の有効範囲の南限は一ノ関まで。
果たしてモトは取れたのだろうか、等とととりとめもなく考えながらヨロヨロと駅前のホテルに投宿して眠りに落ちる。
それが何と心地よかったことか。
明けて8月28日。
どんよりと曇った空の下、仙台への旅は始まる。
駅舎を眺めてみると「ようこそ一関温泉郷」の文字が目に入ってくる。
この看板を見ていると、新幹線が停車する感じの駅には見えない。
どこかの地方幹線の駅と変わる所はないように思う。
その隣には「『平泉の文化遺産』を世界登録遺産へ」という看板。
あぁそういえば奥州藤原氏ゆかりの中尊寺が近くにあったっけ、と思い出す。
最寄り駅はその名もずばり「平泉駅」だが。
ここから仙台までは青春18きっぷを使う。
しかも一回だけ残ったそれは常備券。
改札で日付を入れて貰った時に、しげしげと券を見つめられたので「珍しいの?」と係員に尋ねてみると「いや、結構多いよ」とのこと。
改札口近くのカエルの像に見送られる格好でホームへ。
ホームには見慣れた盛岡地区仕様の701系が停車している。
この塗装とも暫しお別れ、もう見ることはないのだなぁと思っていると甘い。
仙台地区にも701系はいる。
ここから仙台方面へ乗車する電車は・・・701系ではなく、719系だった。
この電車に乗れるようになると、ようやく仙台が近づいてきたという実感を持つことができる。
固定クロスシートも随分久しぶり、701系では到底味わえない贅沢だ。
そして、忘れてはいけないのは駅の片隅から発着する大船渡線。
折しも通学客を乗せてきた一ノ関行が到着した。
乗客を降ろした後、係員が車内整備に入る。
この駅で乗降するのは今回が初めてだが、多数の電留線を備えた広い構内に対して、駅そのものは2面3線と小ぢんまりしていた。
しかし、個人的にはこうした駅が旅をしているという実感を与えてくれる。
のんびりとした各駅停車の旅の始まりに似つかわしい。
仙台へ向かう各駅停車の「こまち・やまびこ」を見送り長い通路を歩く。
函館からこの駅までの旅を支えてきた「みちのくフリーきっぷ」を駅員に見せて改札口を抜ける。
この切符の有効範囲の南限は一ノ関まで。
果たしてモトは取れたのだろうか、等とととりとめもなく考えながらヨロヨロと駅前のホテルに投宿して眠りに落ちる。
それが何と心地よかったことか。
明けて8月28日。
どんよりと曇った空の下、仙台への旅は始まる。
駅舎を眺めてみると「ようこそ一関温泉郷」の文字が目に入ってくる。
この看板を見ていると、新幹線が停車する感じの駅には見えない。
どこかの地方幹線の駅と変わる所はないように思う。
その隣には「『平泉の文化遺産』を世界登録遺産へ」という看板。
あぁそういえば奥州藤原氏ゆかりの中尊寺が近くにあったっけ、と思い出す。
最寄り駅はその名もずばり「平泉駅」だが。
ここから仙台までは青春18きっぷを使う。
しかも一回だけ残ったそれは常備券。
改札で日付を入れて貰った時に、しげしげと券を見つめられたので「珍しいの?」と係員に尋ねてみると「いや、結構多いよ」とのこと。
改札口近くのカエルの像に見送られる格好でホームへ。
ホームには見慣れた盛岡地区仕様の701系が停車している。
この塗装とも暫しお別れ、もう見ることはないのだなぁと思っていると甘い。
仙台地区にも701系はいる。
ここから仙台方面へ乗車する電車は・・・701系ではなく、719系だった。
この電車に乗れるようになると、ようやく仙台が近づいてきたという実感を持つことができる。
固定クロスシートも随分久しぶり、701系では到底味わえない贅沢だ。
そして、忘れてはいけないのは駅の片隅から発着する大船渡線。
折しも通学客を乗せてきた一ノ関行が到着した。
乗客を降ろした後、係員が車内整備に入る。
この駅で乗降するのは今回が初めてだが、多数の電留線を備えた広い構内に対して、駅そのものは2面3線と小ぢんまりしていた。
しかし、個人的にはこうした駅が旅をしているという実感を与えてくれる。
のんびりとした各駅停車の旅の始まりに似つかわしい。
また、お立ち寄りください。
広い構内から恐らく蒸気機関車の入れ換えが行われていたんだろうということは想像できました。
それに対して新幹線駅の高架の大きなこと。
駅舎とのギャップに茫然とするのみでした。
駅にいることができたのは深夜・早朝という極限られた時間でしたが、静かな良い駅という印象を持ちました。
また、これは蛇足になりますが「石越駅」から始まるくりはら田園鉄道のエピソードを再開する予定です。
またよろしければご笑覧ください。