「サツキとメイの家」、予約方法見直しへ。

愛・地球博のパビリオンの中でも飛び抜けて予約困難な、「サツキとメイの家」。
完全予約制の上、入場可能な人数も限られている。

予約は他のパビリオンと異なり、ローソンの端末「Loppi」や電話を使用することになっているが、予約開始時刻に端末の前に張りついていてもあっさり瞬殺という状況が続いている。
また、人気を当て込んで転売目的で入手した予約券がヤフオクに出回る、実際にパビリオンに来た人が9割となっている問題が生じている。

アマチュアのダフ屋が跳梁し、本当に見に行きたい人が見られないというのは腹立たしい限り。
その予約方法がようやく改善されるという。

現在検討を進めている予約方法は、購入した万博入場券の番号を葉書に記入して申し込むというもの。
現行の方法から見ると随分アナログな手法だが、葉書に書かれた万博入場券の番号を一々照合しなければならず、事務の手間は恐ろしく増大すると思う。
しかし、でたらめな入場券の番号を書いてきて不正に入手しようとする輩が出てくることは容易に予想される。それに備えて予約方法を変更するのだから、照合しなければ意味はない。

話は変わって。
この「サツキとメイの家」、人気があるため万博終了後はどこかに引き取られるだろうと思っていたら、案の定「三鷹の森ジブリ美術館」を擁する東京都三鷹市をはじめとするいくつかの自治体が誘致に乗り出したという。
万博終了後の扱いは現時点で全く白紙というものの、自治体間の争奪戦も注目したい。