森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

懐の深さと余裕をもたらす学習する脳

2013年06月19日 18時09分39秒 | 日記
今週の金曜日に高知の実習施設に訪問にいく予定でしたが、先ほど台風の影響を予想して、「延期」を先方と決定させていただきました。行く事ができても、万が一帰れなくなると、「ニューロリハセミナー」の運営に影響を及ぼす可能性があるからです。本州(いまや九州も)は飛行機が飛ばなくても「新幹線」という滅多にストップすることはない(九州新幹線はよくとまりますね。。)乗り物がありますが、四国は瀬戸大橋、鳴門大橋いずれも強風で渡れなくなる場合があります。ということは、四国を脱出できないのです。

「ニューロリハセミナー」も私の講義内容ぐらい、松尾氏、冷水氏が楽勝にこなしてくれると思いますが、今年度第1回目で、ニューロリハ研究センター1発目の事業ですので、なんとなくですが、形の上でのセンター長ですが、、、いた方がよいと思い、高知の出張を延期させていただきました。台風自体、弱く温帯低気圧にかわるとは予想されますが、1%でも帰る事ができない可能性があるのなら、この場合大事をとるという意思決定をさせていただきました。そして当日不測の事態にたいしても意思決定が必要なときがあるかもしれません。私たちには昨年度の経験も+に作用してくれるでしょう。

これには、台風の進路という不確実な要素、そして、先方の指導者と現在の学生の状況などといった数値にはかることができない抽象的な内容、それらなどを私の脳が鑑み、そして、私と指導者との共同注意によるコミュニケーションのもと、意思決定するプロセスが含まれています。この意思決定プロセスこそ、人間が人間たらしめているものだとも思うのです。

いずれにしても、延期を快く受け入れてくれて、病院内を調整してくれた西村そうじ先生に感謝です。「そうじ」で良かったです。彼は高知のときの教え子の一人ですが、今回のことで、彼が入試のときにとってもユニークな小論文を書いた事を思い出した次第です。よこみ~~~~ 西村そうじ先生でよかったね。このような懐の深さが大人の象徴ですね。それと対局にいる人もいますね。。今回は久しぶりに実習関係の仕事で困惑しています。

さてさて、台風が接近していますが、現状、そのまま実施する予定です。北海道から沖縄まで約320名の方々をお迎えします。日本列島は長いので、どこかに焦点を置く事ができないのが実情です。むしろ、受講する方々と、この不測の事態を楽しもうと思っています。問題が発生すれば、人間の脳はいろんなことを前もってシミュレーションし、そしてアクションをより早く起こします。これこそシミュレーション脳です。こうした時、私自身の前頭前野は鍛えられ、そのプロセスに基づく学習によって、「余裕」といったものを自己の脳に蓄積してくれます。

サーバがダウンし、延べ1000名の定員が10分で埋まった今回のセミナーの第1発目。楽しもうとしないと、受講できなかった人たちに失礼になるかもしれません。そして、私たちは皆さんが楽しめるよう、講義のみならず、様々なおもてなしを考え、それを実践するのです。前岡先生準備いいですか?・・・皆さんの起こしを心よりお待ちしています。
楽しみにしています!!

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