森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

日記:欧州臨床神経生理学会紀行(2)

2011年06月24日 13時29分17秒 | 日記
火曜日よりローマに来ており、
学会、観光に楽しんでいます。
イタリアはもう10回近く来ていますが、
ローマは二度目で仕事の関係でなかなかローマから南には来ることがありませんでした。

学会のほうは水曜日に発表が終わり、
イタリア人のChairmanのほか、
オランダ、UK、そして日本から複数名の方から質問をいただきました。
質問よりも研究内容の説明止まりでした。
阪大の名誉教授の方からボスは誰?と聞かれ、
自分であるというのがまだ恥ずかしく、
年齢、風貌などがまだ研究室を主宰するには早いような気がして、
さらに精進しないといけないと感じるとともに、
やはりポスター発表は国際学会も若い人が多いのを感じ、
Oral、invitedなどに方向を変えるべきかも悩んでいます。
しかし、それへの準備を考えれば、
現在の仕事量との天秤であり、
早く、やるべき出版を終え、
原著関係に戻るのも一つの戦略とも思いました。





さて、学会はローマ郊外の医学部併設の大学で行われています。
広大なキャンパスには緑も多く、
大学の自由なイメージがわき出ます。
大学には自由が必要です。
自由度のない、管理主義な大学は、
創造性がいつか枯れて、
結果、埋没し、その末路は崩壊のような気がします。
自由こそ学問には必要なのです。

追って、観光の話もします。