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森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

内臓感覚が顕在化されるということ

2008年05月22日 08時10分47秒 | 過去ログ
三苫さん(新姓、池田さんだったかな)の熊本での仕事ぶりをみて、
地域に根付きまじめに仕事をしているなと「とくだね」で観て、
出勤。

本当は、昨日は大学の創立記念日でお休み。
昨年はそれを知らずに(多忙にて)そのまま大学に来て、
あまりの静けさにびっくりしたことを覚えている。

今回は自分の授業日だったためにそれを知っていた。
自らの予定記憶によって認知される場合がある。
これは前向き記憶であり、前頭葉のワーキングメモリの機能である。
様々な場所に高齢者が出向き、筋トレなんかをおこなっていた事業があったが、
最近はあまりブームでない。
こうした効果は、単なるトレーニングではなく、
そこに出向くための準備をすることに意味がある。
何時におき、何時に出て、何の交通手段を使って、どのように行くのか、
そして行けば、対象者同士に対話。

これらが脳を活性化し、運動の準備をつくる。
まったく運動には関係ないと思う、この一連の行動が、
運動にも大きく影響する。
それが脳のなかの身体に対する効果だ。
それは外から定量的には計ることができない。
それに気づいていれば、効果がある、なし、という紋切り型の研究デザインをしないであろう。
もう1ランク上のデザインを求める。
そう福岡学会のRCT研究デザインで考えた。

創立記念日に同じように大学に出て、博士課程申請書類の準備、科研費の報告書、
そして遅れている「理学療法学」の総説論文「痛みの脳内機構」をAMに書きながら、
Clini RehabiliのReviewerのコメントを読み、
PMより共同研究している村田病院へ。

その途中、福本先生と阪大における研究について話し、
そういえば、ロボットサッカーで有名な工学部の研究室である浅田先生が、
身体像に関して引用してくれていたと記憶がよみがえる。
製品開発事業への展開も考えた。

村田病院では脳血管障害の研究デザインを富永先生らと確認し、
介入効果を検証する作業に入る。

院生の大植君の論文を確認し、
スタッフである市村夫人、末吉さんにわざわざ大学まで送ってもらった。

帰った後、19時ぐらいに院生の藤田君とあい、研究の進捗状況を確認し、
科研費の報告書類を記載した。

家に仕事を持ち帰ったが、昨日は、身体を感じたため、本日に残した。

ここにきて、福岡学会~栃木の内臓疲労が身体へときている。