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森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

限りなく透明に近い「ノスタルジック」な内臓感覚

2008年05月02日 05時06分50秒 | 過去ログ

一昨日は、教育学部、デザイン学科を対象に「発達脳科学」の授業を行う。
人格、道徳の発達を「痛み」「嫌悪」の脳科学から説明した。
何に役立つかは分からないが、将来の何かに役立つだろう。
そんな感じの教科は大好きだ。
仕事に直結する技術伝達は、授業をしていて楽しくない。
人生の志向性に役立つ教養科目をいかにリアルな人生に落とし込んでいくかが、
楽しい。

みなさんの目もまずまずだ。
むしろ、理学療法学科よりも、応答、表情が良い。
身体を物理で考える、やり方だけを学んでいく教育の限界を感じる。

授業を終え、タクシー、電車に飛び乗り、
そして伊丹空港から高知空港へ。
久しぶりのエアバス(ジェット機)だ。
ボンバルディアのみから、エアバスが復帰した。
その分、便が少なくなった・・・

高知空港に着き、英文原稿を直し、
そして、高知大学付属病院へ。

無事に実習地訪問を終え、
夜は、スーパーバイザーたちと懇親会。
榎、芥川、小松先生に土佐リハの竹林先生が合流。
はやいお開きにしたが(からだの調子が悪いのである)、
いつものように情報交換した。
脳を連関しあう、この自己脳と他者脳のインタラクションが、
時に疲れるが、時に栄養素、そして活力になる。

最近の定宿に泊まる。
なぜ、そうするかはわからないが、
おそらく、幼少期に帯屋町のアーケード内で生まれ育った感覚か、
それとも高校時代に、このホテルの脇の路地裏のひなびた喫茶の2Fが、
たまり場だったことから、その懐かしさの感覚を受けたいのか。
それはわからないが、自分の探究心の原点は、どうやらこの付近から生まれたのだと思い、
その感覚を早朝ひたり、
6時過ぎのホテルをあとにし、一路、朝一番のエアバスで関西まで帰ってきた。

疲労充満から、寝たりおきたりし、
今朝、4時におき、本日の朝日リハの自習課題を送信した。
朝起きるということは最近はめっきりつらいが、
この嗅覚、聴覚的感覚は、
いつも自分を感動させる。
あさの五感はすばらしい。

今から準備をして、今度は福岡の実習地訪問に向かいます。