森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

oasis

2006年12月23日 06時41分05秒 | 過去ログ
3連ちゃんの忘年会。
学科の先生方と教育者としてあるべきか、一理学療法士としてあるべきか、議論を重ねる。
教育者であるが、やはり、人間として、医療人として、どうしても難しい問題にぶちあたる。
どう考えても、患者を目の前にしたとき、手も足も出ず、すくんで逃げてしまいそうな学生もいる。
これはスキル、経験の問題として考えるべきという者もあるが、実際、僕も教育者としてそう見るが、直感的に、いや臨床人として、そのハードルをとてもじゃないけど越えられない者もいるように感じる。
これは、教育していかないといけないが、たかが大学の4年間では難しいようにも感じる。
小学校教育、あるいは親子教育からやり直さないといけないようにも思う。
いずれにしても難しい。

二日酔いながら、電車に乗り、一路岡山へ。

岡山で4コマ行う。
1年次もこの段階では差が出始めた。
ひとつの言葉の解釈に、ものすごく差が出始めた。
これは、能力の問題でなく、学習する絶対量の違いだと思う。
要は勉強してないのである。
勉強しないということはこの世界をなめていることにもつながる。
ここにも解決すべき問題があるが、その問題は深すぎる。
いずれにしても、ひとの命をあずかるわれわれにしてはちと量がたりない。
いずれ、医療から介護のみで生きないといけないかもしれないよ。
とにかく、その砦だけは守りたい。

21時すぎに講義を終わり、酒井先生、そして途中から奥山先生、そして恩師の板場先生と懇親。

久しぶりに板場先生と話し、心が落ち着く。
おなじ環境(学校)であっても、人格形成は変わる。
とにかく、自己と他者について思考することだ。

そのことがわからず、エゴを他者に押し付ける教育者が少なからずいるということは残念なことだ。
それ自体を教育し、よい世界にしたい。

自省を含めて。

さて、大学院入試のため、戻ります。
早朝の新幹線とはいやなものだ。