森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

学生と同じな弱さ

2006年12月16日 05時43分06秒 | 過去ログ
やはり、昨日の早朝は準備が完成せず、結局、今朝の今始めた。
今日の熱海は何時間の講演かも知らされていないが、なんとかなるだろう。
ワーキングメモリだけでは1時間が限界かもしれない。
3時間ありそうな気配だが。

その辺はさすがにこれだけ多いとその場で変更できるようになった。
脳外科医が明けてみて、ディシジョンメーキングするみたいなプロセスかな。
現在進行形とはそういうこと。
常に変化する。
シラバス通りにやるのが大学だが、その進行は突如として変わる。
昨今、シラバス通りにやっているかをFDに気にされるが、それもどうかと思うが、問題の所在は授業をちゃんとしていない教員がいるからなんだと思う。
規則は守るべきである。
しかし、その時々の最近接領域を読んで、突如として帰るのがプロの教員。
それが高等教育だと思う。
1から教えなくてもいいと思う。
肝心なのは学習するというとは、そして、その手続きを教えればいい。
大学とはそういうもの。
手取り足取り教育に慣れてきた高校生上がりの子供たちに、圧倒的な研究力を示すのもよし。

研究と教育が解離されている、間違った世の中にメスを入れないといけない。
よき研究者はよき教育者であるべきだし、その反対もしかり。
これは、臨床にもいえる。
毎日の現在進行形な臨床が研究の場である。
データをとるのが研究ではない。
研究とは思考する場である。
そして、その手続きは自己言及する場であり、それは自分探しのたびとなる。

昨日は、岡山で3時間、小倉で3時間、子供の身体図式、そして脳性まひの動作から解釈する時間にそれぞれ当てた。

思考能力が問われる。

22時過ぎにホテルに帰り、22時半より村上君とお話。
いろんな視点があることについて、話した。

仮眠を取り、今から、数十分で講演資料を完成し、空路と陸路で向かいます。

しかし、逃れたいための不定愁訴か、それとも器質変化か・・・どこらかしこ痛いし、しびれます。

学生と同じ弱さならいいが。