リーガ・エスパニョーラ第12節、首位のレアル・マドリードは11月11日にホーム、サンティアゴ・ベルナベウで9位のマジョルカを迎え撃ちました。
前半戦
10日に2位バルセロナが敗れたため、重要性が増したこの試合。
前半4分、ロビーニョ、ラウル、ファン・ニステルローイのトリオがゴールを狙いマジョルカ守備陣を崩しますがシュートには至らず。逆に前半5分、エインセがペナルティエリア内でまさかのハンドを犯しますが主審はPKを採らず、レアルは誤審に救われました。
前半11分、“レドンドの再来”と言われているガゴを起点としたプレーから最終的にロビーニョが決めて1-0。まずはレアルが1点リード。
前半13分、バレーラが決めて1-1。マジョルカが僅か2分で同点に追いつきますが4分後の前半16分、ラウルのパスをオフサイドギリギリで受けたロビーニョが決めて2-1。レアルが再びリード。
前半16分を過ぎて既に3回ゴールネットが揺れたこの試合、シーソーゲームの雰囲気が漂う中、前半18分イバザガのコーナーから元レアルのヌネスがバーを弾くシュートを放ちレアル守備陣を同様させると、前半36分にはマルセロのミスを付いたバレーラが30メートル地点からロングシュートを決めて2-2。マジョルカが同点に追いついて前半終了。
後半戦
2度追いつかれたショックからかミスが目立ち始めたレアル守備陣、シェスター監督は怪我を抱えているカンナバーロに代えてペペを投入。
後半1分、アランゴのシュートはカシージャスがクリア。後半3分、ファン・ニステルローイのセンタリングのこぼれ球をスナイデルが狙いましたが惜しくもゴールならず。
後半開始早々両者共に決定機を迎えましたがゴールは生まれませんでした。
後半12分、ディアラのパスミスからグイサに決めれて2-3。レアルがまさかの逆転を許しました。前節セビージャに完敗したため負ければ連敗、首位陥落と地獄が待ち受けているレアルは同点目指して攻めあがります。後半14分、ロビーニョのセンタリングからラウルが合わせるも枠外へ。
後半17分、再びロビーニョがラウルにボールを配給、今度はキッチリ決めて3-3。レアルが同点に追いつきました。
後半18分、ロビーニョがエクトルをかわしてシュートしまたが枠外へ。後半22分、ラウルのパスからスナイデルがシュートを放つもこれも枠外へ。ゴールのにおいはするものの逆転弾は生まれません。逆に後半23分、マルセロが再びミスを犯しピンチを迎えますがアランゴのシュートはカシージャスガセーブ。
後半27分、ラウルのパスを受けた昨季得点王、ファン・ニステルローイが渾身のシュートを叩き込み4-3!レアルが待望の逆転弾を決めシーソーゲームを制しました。
総括
7点が飛び交う壮絶な戦い、2度のリードを追いつかれ、逆転される苦しい展開となりましたが最後はきっちりと勝負を決めるゴールをチームのエースが決めて勝利しました。
予想以上に粘り強いマジョルカを相手に終盤ではミスから幾度となく危機を迎え、実際ミスから2度もゴールを奪われました。守備陣が崩れた感があるレアル、今後修正できるのでしょうか…?
攻撃では、ロッベン、グティを欠いていたものの、最近調子を上げてきているロビーニョが大活躍で勝利に貢献。スペイン代表から除外されるのが当たり前となってきたラウルも再びレアルに欠かせない存在となりつつあります。
レアル・マドリード4-3マジョルカ
前半11分、ロビーニョ(レアル)
前半13分、バレーラ(マジョルカ)
前半16分、ロビーニョ(レアル)
前半36分、バレーラ(マジョルカ)
後半12分、グイサ(マジョルカ)
後半17分、ラウル(レアル)
後半27分、ファン・ニステルローイ(レアル)
日程
リーガ・エスパニョーラ第13節 11月25日(日)ラ・コンドミナ(ムルシア)
ムルシアvsレアル・マドリード
UEFAチャンピオンズリーグ、グループC第5節 11月28日(水)ベーゼルシュタディオン(ブレーメン)
ブレーメンvsレアル・マドリード
コパ・デル・レイ 決勝トーナメント1回戦第1戦 12月19日(火)ホセ・リコ・ペレス(ヴァレンシア)
アリカンテvsレアル・マドリード