天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

熱海 小田急7000形

2017-10-29 | 日記
今回の出張旅程は1日目が熱海の旅館で会議の後、そのまま宿泊、翌日お昼に東京でそのまま帰阪というものでした。
熱海14時集合ということで、いろいろと遊べそうな時間帯でしたが、残念ながら往路は数名で移動することになり、趣味の時間は封じられました。
スーパーひたち改造の「伊豆クレイル」とか、伊豆急の「THE ROYAL EXPRESS」なんかと絡められたらなぁと思っていましたが、後から調べますと結局それらも無理そうでしたので、諦めもつきました。熱海までは「ひかり」での移動、これも久しぶりです。浜松駅で停車時間がありましたので、下っ端の私が皆さんのお弁当を調達することになったのですが、美味しい鰻を買ってこいとの先輩の言葉に甘え、自笑亭の「うなぎ飯」をチョイス。あつらえたようにちょうど人数分、出来立てがありましたので喜んで購入し、車内で満喫いたしました。お値段2650円!そら美味しいです。



熱海駅界隈はそれは大変な人出と車でした。タクシーの運転手さんに聞きますと、今夜は花火大会があるそうで、日曜日ながら宿泊客も多いのだとか。外国人観光客の増加もあり、最近、熱海の街は賑わっているのだそうです。

翌日は東京への移動。早めに宿を出て、適当に在来線ホームに向かいます。新幹線での移動は面白くないので、とりあえず東海道線で東へ向かうことにしました。
小田原駅に着きますと、小田急線ホームに7000形が箱根湯本へ向けて発車するのが見えました。私は小田急ロマンスカーのことは全く詳しくないのですが、今まで「EXE」「VSE」「MSE」は乗ったことがあり、この「LSE」は乗ったことがありませんでしたので、上りの発車時刻や、この編成が来るかどうかはわかりませんでしたが、とにかく小田原で下車することにしました。
小田急の改札で時刻表を見ますと、確かに箱根湯本からの折り返しでこの編成が来ることがわかり、時間的にも何とか間に合いそうでしたので、これに乗ることにしました。
発車で時間はありましたので、駅の反対側へ行き、伊豆箱根鉄道の大雄山線を見に行くことにしました。これも乗ったことがない路線です。



ちょうど「赤電」と言われる塗装の車両がやってきました。黄色の全面サボもアクセントになっていていいですね。
何駅かだけ乗ってみようと思い、フラッと乗車します。東海道線を降りた時もそうでしたが、こういう気ままな乗車が出来るのはICカードのいいところですね。
運転頻度も高く、よく乗っているなという印象です。
伊豆箱根鉄道の3月年次決算書がアップされましたので見てみますと、この大雄山線利用客はほぼ横ばいで、定期利用客減をイベント等でカバーしているとのこと。「赤電」もその一つなのでしょうか。いろいろ頑張っているのですね。



せっかく楽しんでいるときに何やら大事そうな電話が掛かってきましたので、下車して対応しました。その駅が五百羅漢駅で、交換駅でした。
降り立ちますと面白い駅で、マンションの1階が改札口になっています。構内踏切があり、すぐ近くを小田急線がオーバークロスしていたりして、マニア心をくすぐる要素がたくさんありました。



五百羅漢駅から素直に折り返し、再び小田原駅へ。いよいよ7000形LSEに乗車します。
小田原駅1005発、特急「はこね6号」です。



先頭車の展望席は満席、すごいですね。そんなロマンスカーですが、やはり登場から40年近くが経っているということもあり、見た目も車内もくたびれている感じは否めません。
この塗装も、復刻バージョンは鉄道マニアには受けがいいのでしょうが、いざ乗る立場となれば古臭い印象を受けます。車内はトイレが特に古さを感じさせます。
順番からすれば7年後に登場した10000形「HiSE」より長生きしていることになりますが、こちらはバリアフリーの観点から追い出されたものですから、そういった時代の流れもLSEの運命に作用しているような気がします。
EXEも順次リニューアルされていくようで、さらに2018年には70000形という新しいロマンスカーでデビューすることがアナウンスされていますので、いよいよ引退ということになるのでしょうか。展望室がなくとも、車内の快適性ではEXEになってしまうのかなと思います。



残念な点を挙げながらも、私は趣味の観点から見ていますので、初めてのLSEを満喫できます。連接台車部分の構造や、デッキへの自動扉の形状、シートのモケットなど、クラッシックな装いに歴史を重ね合わせられれば、これはこれで楽しいものです。
この列車には車内販売はありませんでしたが、売店コーナーも重厚感あふれる構造で、元売り子とすればとても興味深いものです。生ビールサーバー、コーヒーマシーン、電子レンジはどこも似たり寄ったりですが、給湯器と冷蔵庫の設備は歴史を感じさせるものでした。
この日は平日なのでこの列車に車内販売のサービスはありませんが、休日ですとちゃんと営業しているようです。



月曜日の朝の上りということもあってか、小田原駅では3割にも満たない乗車率でしたが、途中の本厚木、町田で結構な乗客があり、最終的には半分を超える乗車率でした。
ビジネスユースというより、買い物やちょっとした外出の利用といった感じだと思います。町田からですと30分くらいですが、着席乗車で410円というのは気軽かもしれませんね。



新宿に着きます。特急が発着する新宿駅の2番線は華やかでいいですね。
せっかく新宿に来たことですし、息子が京王のプラレールが欲しいと言っていたのを思い出し、京王百貨店に立ち寄りました。
関西では見ることのない京王8000系、7000系や井の頭線のプラレールが販売されていて、私もなんだかテンションが上がりました。こんな世界に嵌らないようにしなければなりません。
そこから中央線で東京方面へ移動し、仕事を済ませて夜の新幹線で帰阪しました。お供はおぎのやの釜飯!たまーに、食べたくなります。
今回の出張は鉄分少なめとあきらめていましたが、これはこれでなかなか満喫できた、いい出張となりました。



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