天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

山セクション14

2012-08-25 | レイアウト
山セクション右側の山の製作です。



山の頂上部分、街セクション側です。
小さな集落から道路がトンネルに入るようにしています。
トンネルポータルはグリーンマックスの製品の下部分をカットして使用しています。
発泡スチロールで大まかに成型しました。



非電化線のオーバークロス部分を成型していきます。
発泡スチロールや紙粘土、木工ボンドを含ませた新聞紙で大まかに地形を造ります。



トミックスのシーナリーパウダーを紙コップに入れ、木工ボンドと水を入れてペースト状になるようにこねます。
地形はかなり大まかにつくっているので、このペーストが接着剤や隙間埋めの役割も担う事になります。ですから、木工ボンドはだいぶ多めに入れます。紙コップに入れた高さの割合で表現すると、パウダー5:ボンド2:水1くらいかと思います。



白い発泡スチロールや灰色の新聞紙が緑のパウダーに覆われると、グッと完成度が増します。
まだまだパウダーペーストを塗っていきます。

189系 あさま

2012-08-23 | 車両【国鉄・JR】
昔は、あちこちの小さな模型屋さんや古くからあるお店を回り、掘り出し物を探すのも楽しみの一つでしたが、今ではインターネットで在庫を開示していたり、ネット通販をするお店が多く、こういったこと自体を楽しむことは皆無になりました。
それでも、中古品やセットもののバラ売りを見ていると、思わぬ品に出会ったりするものです。

さて、今では模型はフル編成で楽しむというのがさも常識のようにセット販売されていますが、昔は先ず基本セットを買って、あとはレイアウトや懐具合に応じて編成を「育てて」いくものでした。ですから、きちんとした編成に成らずに今まで放置されている編成もいくつか存在します。

KATOの「189系あさま」もその一つで、私は初期に発売された7両基本セットだけ持っていました。この頃は国鉄型車両が次々に様々な塗装に変わっていったころで、西日本の「かがやき・きらめき」色や東日本の「あずさトリコロール」九州の「レッドエクスプレス」など、ドキドキするような配色に驚かされていましたが、あさまは特急シンボルマークこそ無くなって残念であったものの、比較的落ち着いた塗装で好きでした。

碓氷峠フィーバーの頃は部活やバイトに忙しく、模型から離れていた時期で、その時に発売された増結ユニットを買わずにおり、後で後悔することになります。残念がる私をみて、友人が1ユニットを譲ってくれ、ようやく9両編成になり大変嬉しかったのを覚えています。

その後、特別企画品として1パンタになった末期の姿が発売され、こちらは11両編成を揃えました。

さて、2年ほど前ですが、終焉を迎える「雷鳥」号の編成遍歴を調べようと、図書館で編成表をコピーしていたのですが、気になって「あさま」の頁も調べていました。すると、9両編成は全て窓が小さいままの車両ばかりで、大窓化された車両が入る編成は11両のみであることに気付きました。基本的なことなのでしょうが、そんなことも知らずにいたのです。




そうなると、自分が所有している189系もなんとか11両にしたいと思ってしますが、今更手に入れる事は難しく、諦めていました。ところが、先日模型屋さんで中古コーナーを見ていると、このユニットが揃って販売されているのを見つけ、値段も1両800円とリーズナブル。しかも私が持っている2パンタの初期製品だったので、すぐに購入しました。

アルコールで表面の汚れを取り除き、サボのシールは保存していたKATOのものを貼って、カプラーを交換して編成に組み込みました。念願の11両編成あさまの完成です。



あさまといえばEF63との協調運転です。
TOMIXとKATOの両方を持っていますが、KATO製は国鉄時代がプロトタイプなので、TOMIX製を連結させるために小加工しました。
スカートを取り外し、TOMIXの分売パーツPZ6276「クハ481スカート」を取り付けられるように床の両端を削り、TNカプラーをゴム系接着剤で取り付けて完成です。


左が製品、右が交換後です。

今、また碓氷峠シリーズがいろいろと発売されているようで、TOMIXからも189系が発売されていますが、既にKATOで2編成あり、どちらもTOMIXのEF63と連結対応にしましたので、こちらで遊ぼうと思います。
ただ、165系「信州」「志賀」の発売がアナウンスされており、こちらは待ちに待ったアイテムですので、ぜひ購入したいと思います。
また、まだまだ編成になっていない単品の車両がありますので、中古やオークションも注視していきたいと思います。

12系「ユーロライナー」 14系「ユーロピア」

2012-08-15 | 車両【国鉄・JR】
私達の世代で「ジョイフルトレイン」といえば、サロンエクスプレス東京とサロンカーなにわ、そしてユーロライナーが先ず思い浮かびます。これは、この3種がトミックスで販売されていたということが大きく関係しているのでしょう。この3本を総じて「ジョイフル御三家」などとも呼ぶようです。そういえば「ジョイフルトレイン」という言葉も死語になってしましました。

トミックスからは4両基本セットと3両増結セットが販売されていましたが、やがてこれが7両セットに変更されました。
その時に購入した製品を持っていましたが、製品は実車よりだいぶ白が強い色合いで、実物の青みがかった灰色とはちょっと違う感じでした。しかし、同じくトミックスから発売されていたEF64やDD51も同じく明るい白色だったので、編成として運転する分には違和感はあまりありませんでした。
さらにトミックスから14系をユーロライナー色にして一部座席を変更した「ユーロピア」も発売されますが、旧製品の型で大雑把な作りと、その割に高価な価格設定、さらに4両という中途半端なセット構成でした。しかし、ユーロライナーに混ぜて運転させる分には、統一感があって良い製品だったかもしれません。

ところが、KATOからEF65のユーロライナー色が発売されると、その色の差は大きなものでした。KATOのそれは、やや実物より青みが濃かったように思います。さらに、グリーンマックスから「カートレインユーロ名古屋」色に塗装されたマニ44のキットが発売されますが、これはもっと青みが強く、模型屋さんでKATOのEF65・トミックスのユーロライナー・グリーンマックスのマニ44を連結して仕立てられたカートレインを見ましたが、かなり色がバラバラでした。
トミックスのユーロライナーがもう少し青かったらなぁと思っていましたが、そんな思いはお構い無しに、トミックスから以前と同じ色調でリニューアルされたDD51でユーロライナー色が発売されます。
走行性能が良いので、私はそれを購入してよく走らせていました。

私がカメラを持ってウロウロしていた中学生時代には、ユーロライナーが編成で大阪に来ることは少なかったのですが、カートレインとして北方貨物線を走行していたので、東淀川あたりで撮影していました。
やがてカートレインは大阪駅経由の運転に変更になり、じっくり観察する機会もありました。カマ・客車・貨車が同じ色で綺麗に揃えられ、ヘッドマークにテールマークまで付いた「カートレインユーロ名古屋」は、いつか模型化したい編成でした。

それ以上に見事だったのは、乗務員時代に信越線で見た「シュプールユーロ赤倉志賀」でした。
ユーロライナー6連にユーロピア4連をEF64が牽引する、11両のユーロ色は、朝ぼらけの白銀世界を切り裂く一筋の矢のようで、過ぎ去るまで時を忘れて見つめてしまうあまりに美しい編成でした。

そんなユーロシリーズが、トミックスからリニューアルされて発売されました。セット内容は同じですが、色合いはだいぶ青みがかり、実車に近いものとなっています。
発売された頃は「旧製品で編成になっているからいいや」と思って買いませんでしたが、グリーンマックスからカートレイン用のマニ44がリニューアルされて完成品で発売されることになり、これで昔からの願望を叶えられるとあって、旧製品を全て手放し、これらを新たに購入しました。
14系はオハフ・オハ・オハ・スハフの4両セットですが、シュプールを仕立てるときにオハが1両足りないので買い足しました。

残念ながらEF64は発売されていませんが、憧れの編成を手にできるという思いから一気に工作しようとするものの、マニ44の車高がどうしても高く、加工方法をまだまだ探らないといけないので、先ずは12系と14系を小加工しました。

ユーロライナーは、165系用トイレタンクのグレーを取り付け、カプラーを変更しました。
室内は、N小屋のシールを張り付けています。私が貼り付けたのは「登場時」のシールで、これがいつ頃までのものかはわかりません。



「北陸」加工の時に初めてN小屋のシールを使いましたが、個室の中なんて窓が小さく、せっかくの苦労もまったく目立ちませんでしたが、ジョイフルトレインは窓が大きく、その分車内がよく見えるので、とても見栄えが変わり、気に入っています。
通路側もいい感じに車内が表現されました。



一方の14系には、同じくN小屋のカーテンシールを取り付ける事にしました。
カーテンは「開」「閉」が発売されていますが、車内が一切見えないのは寂しいので「開」を選びました。
カーテンが窓の端でくくられている様が再現されています。
1枚のシートに、1両の片側ずつ切り込みをいれた状態でセットされていて、「開」を選ぶとほとんどの部分がゴミになりました。



丁寧に窓ガラスへ貼り付け、車体にセットしました。
全くと言っていいほど目立たず、その割には時間が掛かるので、「開」を選んだのは失敗かもしれません。
「閉」と併せて使用するのがいいのでしょう。

サボにはペンギンモデルのシールから「シュプールユーロ赤倉」を貼ります。
シュプールで運用されていた写真を見ていると、スハフには必ず反射板が付いていたので、銀河のパーツを取り付けています。
銀河の「反射板」は、仕様が変わってから赤みが薄くなってしまったので、裏面に濃いめの赤を塗りつけて取り付けています。
実はこの頃、定期運転をしていない客車のほとんどに反射板が取り付けられていましたが、どうも回送列車の様な印象があるのであまり好きではありません。シュプールの編成に入らないオハフは、反射板無しの姿にしています。
エアーホースは艶消し黒で塗装しました。



テールマークはシュプールに入るスハフは実物同様の白幕、オハフは変化を出す為に「臨時」としています。

これでユーロライナーとユーロピアの編成は完成しました。
12系だけで団体臨、14系を3両から5両で熊野花火臨や鈴鹿臨、さらに高山線の臨時急行を再現したり、ユーロの中間車2両をブルートレインに混ぜて「金星」にと、幅広く、様々な形で楽しめます。
そして念願の「シュプールユーロ赤倉志賀」も組むこと出来るようになりました。カマはKATOのEF64一般色でしばらく代用します。

後はマニ44を加工して、カートレインも組めるようにしたいと思います。

若桜鉄道

2012-08-13 | 日記
私が所属するクラブでは毎年、この季節になると日帰り旅行をするのが恒例になっています。
今年は四国から12系を購入したことで話題の若桜鉄道へ行ってきました。

18切符を使用して若桜鉄道に行こうとすると、智頭急行を使用しない限り到着が遅くなってしまうので、少々早い出発になりますが、山陰線まわりで行くことにしました。



守口市駅を5時11分に発車する、始発の普通列車に乗車します。
この列車、この時間は2番目の大阪方面普通となる、停泊中の編成が4番線にいるため、普通ながら普段は優等列車しか使用しない3番線に発着することで有名です。こうすることで、あまり使用しないポイントレールのサビ取りを行っているようです。

大阪駅5時55分発、福知山行きに乗りました。
福知山線は、ひと昔前には6時台からしか列車がありませんでしたが、今ではこの様な早い時間にありますし、尼崎からはもっと早い時間にも設定されています。
113系に揺られていたのも昔話し。今回乗車したのは、223系6000番台です。
揺れは少なく、静かでいい車なのですが、窓側の座席はひじかけが無いので、長時間の乗車はしんどいものです。
列車は4両編成ですが、さすがにお盆休みの入り口とあって、オール明けとみられる若い人が多く、また、18切符利用と思われる方もちらほらいて、立ち客がでる乗車数でした。
宝塚・三田で下車はありましたが、それ相当に乗ってくる人もいて、賑やかな車内のまま、福知山に到着しました。



福知山からは2両編成の豊岡行きに乗車します。
京都始発の福知山行き到着を待っての発車。大阪からと京都からの乗客が合わさり、かなりの立客が出ています。
時刻表を見ると、このスジは米子まで乗り換えが少なく、スムーズに行けることがわかりました。
18切符利用者にとっては、格好のスジだったのです。



豊岡からいよいよ気動車の旅が始まります。
次の城崎温泉でまあまあ下車がありましたが、依然立客も多くいる状態です。
この日は臨時快速「山陰海岸ジオライナー」の運転があり、その到着を待つ為に城崎温泉で20分近く停車しました。
売店に行くと、駅蕎麦と駅弁は既に営業をしていない旨の張り紙があり、後で確かめると時刻表からも駅弁マークは消えていました。山陰線は、京都から鳥取の間、和田山駅にしか駅弁マークはありませんでした。
私が乗務していた頃は、篠山口に駅弁の立ち売りがいて、福知山の幕の内、浜坂のカニ寿しを車内で販売していましたので、寂しい感じがします。
駅の売店で、加悦地方で作られているという焼き鯖寿しを買い、車内で食べました。
「山陰海岸ジオライナー」は、この時間帯にも関わらず、半数以上の乗車で到着しました。これは健闘していると思います。
その到着を待ってこちらが発車。この列車も賑やかなまま、終着浜坂に到着しました。

浜坂でキハ47系からキハ121系に乗り換えます。
キハ121系は単行、通勤列車の様な乗車率です。18切符利用者も多いのでしょう。
運転席後ろに立っていましたが、前方の景色を満喫していると、あっというまに鳥取につきました。
レイアウト製作意欲を高めるローカル線の景色は飽きる事がありません。



鳥取では米子行き快速が停車中で、この列車からも多くの人が乗り継ぎました。
私たちはここから若桜方面に向かいます。直通の若桜行きに乗車しました。
車内であべ鳥取堂のカニ寿しを食べます。100食以上食べたであろうカニ寿しの味は、やはり酸味が効いていました。



郡家駅で乗務員が交代し、若桜鉄道の車掌が検札にきました。
ここでフリー切符を購入したのですが、12系やC12の写真が入った4種類のデザインがあり、どれにしようかと悩んでしまいます。


途中の隼駅に、北陸鉄道からやってきたED30と、12系が止まっていました。
何故に電気機関車を搬入したのかわかりませんが、地方新聞によりますと、若桜鉄道が除雪の機械を北陸のメーカーから購入した際に、一緒に持ってきたそうです。余計に良く判からなくなりました。



四国の12系と北陸の電気機関車が、山陰の地で連結されている光景は、全くもって妙なものです。



隼駅はスズキのバイク「隼」の愛好家が集う「聖地」といても有名です。
年に一度、集会があるそうですが、去年は600台の「隼」が隼駅に集まったそうです。
駅舎では鉄道部品の販売が行われているそうで、こちらも興味があります。

平坦な路線を走行していましたが、やがて勾配が続くようになり、それを登り切ったところで終着駅の若桜に到着しました。
構内にはもちろん12系が並んでいて、お目当てのC12周辺には、既にたくさんの子供たちが集まっていました。



若桜鉄道では月に1回、第一日曜日にC12のデモ走行を行っていますが、この日はお盆休みという事で、月の真ん中にも関わらずイベントが行われていました。知らなかったのでとてもラッキーでした。
このC12‐167は、圧縮空気によって走行していますが、木くずを燃やしてちゃんと煙も吐いています。
係りの人に聞くと、ボイラーは痛みが激しく、ちゃんと本線を走行するには1億円以上が掛かるそうです。
車検に1億3000万円、その他の経費を見積もると、全体で5億円が必要だそうで、本線走行にはまだまだ高いハードルがあるようです。
イベントはC12を載せた転車台を子供たちで回転させ、貨車を連結してそれに乗車して走行し、最後にC12に乗車して警笛を鳴らすというものです。なかなか盛り上がっていました。



貨車のト1を何気なく見ていると、表記に「須坂」とありました。長野電鉄からやってきたみたいです。
北陸鉄道・JR四国、そして長野電鉄。本当によく判らないラインナップです。

C12が入換して連結するのかと見ていましたが、係りの人が押していました。
しかし、ブレーキはちゃんと走行中の貨車に飛び乗って、足でブレーキテコを踏んでいました。
これを体験できるイベントもぜひ取り入れていただきたいと思います。



楽しい時間は1時間ほどで終わり、みな三々五々帰って行きました。
駅に残った人が5名くらいしかいなかったので、ほとんどの家族連れは車で来ているようです。
それでも、このイベントに参加するには「入構券」300円と、貨車乗車券200円が必要で、僅かでも収益になるならいいでしょうし、SLを身近に体感できるイベントとして、末永くやって頂きたいと思います。

私たちも若桜を後にし、郡家へ。ここからは智頭急行の車両で智頭へ向かいます。
予定を変更し、智頭から智頭急行線で佐用まで抜けて姫新線で戻ることにしました。



智頭急行線の普通列車に乗るのは開通後以来かと思います。
綺麗な路盤を高速で走行する、そのローカルムードある車窓に似つかわしくない雰囲気は独特なものがあります。
大原で下り「スーパーはくと」と岡山行き「スーパーいなば」を先に通しました。どちらも指定席は満席でした。

作用から姫新線に乗ります。姫新線は高速化事業が行われ、2010年の3月に完成しました。
事業の内容はPC枕木化、カントの改良、最高時速の引き上げと新車投入などです。
さらに増発を行った結果でしょうか、乗客は着実に伸びているようです。

確かに、快適なキハ122、127系が高速かつパターンダイヤで走行する姫新線は、キハ47系列がのんびり走っていた頃に比べ飛躍的に近代化され、乗客も多く感じました。
「ローカル線」とひと括りにして諦めるよりも、事業として伸ばせる部分を効率良く改修するこの一連の試みは、大変良い事だったと思います。



ただ、輸送力に応じた結果、播磨新宮で系統が寸断され、播磨新宮以北は単行、以南は2両で運転されているのですが、播磨新宮以北の利用客はほとんどが姫路を起点とした旅客で、長距離利用もそれなりにあるのですから、系統分離ではなく増解結で対応する等のサービス強化もあって欲しいと感じました。



キハ127系は高架化された姫路駅に到着しました。
かつてはホームの端の方からガラガラとキハ47系列が発着していたのが嘘のような、近代的な光景です。
列車も駅も変わってしましましたが、姫路で変わらないのは「まねきのえき蕎麦」
これを食べて、今回の旅の締めくくりとしました。



1日の旅程でしたが、様々な気動車とSLを満喫できた、大変楽しい旅となりました。

山セクション13

2012-08-07 | レイアウト
山セクションの右側を作っていきます。

この部分はレイアウト2つ目の山があり、その上に小さな集落があります。
川沿いを進む非電化線は山の中に入り、ループ状に高度を稼いで、やがて山を沿うようにして自らを跨ぎ、本線に並びます。

集落の部分に発泡スチロールを敷き、成型していきます。



むき出しの岩肌を沿うように非電化線が走りますが、岩ばかりでは面白くないので、コンクリート壁面を設置することにしました。



あちこちで良く見るコンクリート壁面(法面)ですが、製品として発売されているものはブロックだったり石垣だったりしますので、自作します。
薄いゴムシートの上に、適度な厚みのゴムシートを棒状に切ったものを貼り付けて、望む「カタ」を造ります。
筋が出来るように厚紙を筋状に切って、ゴムシートに貼り付けます。
そこに、石膏を流し込みました。



固まってから取り出すと、思い通りの形になり、質感もなかなかリアル。筋もきちんと表現されていて、満足いくものが出来上がりました。今まで石膏はあまり使ったことが無かったので、今後は多用しようと思います。



サーフェイサーで着色して、レイアウトに設置しました。石垣はグリーンマックスの製品をカットして使っています。



小集落の道路を作ります。
1mmのプラバンをしならせ、自然な形の坂道にして固着しました。
山側には石垣を設置し、小さくカットしたグリーンマックスのトンネルポータルを付けています。



非電化線のトンネル入り口にもポータルを設置し、周りの地形を作っていきます。
こうして地形の感じがある程度わかりだすと、作業が楽しくなってきます。



エアブラシで「ウッドブラウン」をレール・枕木に吹き付け、トミックスのバラストを撒きました。
バラストはスプーンで丁寧に撒き、成型した後、台所用洗剤を適量入れた水溶液を霧吹きで全体的にふりかけ、濃いめの木工ボンド水溶液をスポイドでしみ込ませていきます。
台所用洗剤の水溶液を吹き付ける事で、ボンド水溶液を流した時にバラストがダマになるのを防いでくれます。
この作業中に成型したバラストが風で吹き飛んだり、水で流れたりする個所も出て来るので、乾いてからその箇所に再度バラストを撒き、もう一度木工ボンド水溶液を流しました。



トンネル内も、入口付近は同様の作業をして、見える範囲はバラストがあるようにしておきます。



山セクションの右手から左手を見た感じです。
1番左側が、駅からループに向かう非電化線、右がループ状に登ってくる非電化線です。
真ん中に見える複線は本線です。
バラストを撒くと一気に完成度が増した気がしてテンションが上がります。
非電化線のバラストの幅がやや広い感じがするので、今後修正します。



試運転は④TOMIX フライホイール無し 21メートル車 ボディマウントカプラー を行いました。
走行させたのはトミックスのキハ58系列です。
本線下りは順調にいきましたが、本線上りで2か所、脱線しそうな箇所がありました。
試運転を始めて初のトラブルです。土木作業と並行して修正していこうと思います。