今さらですが、去年の3月の旅行記です。
いつもダイヤ改正前後にあるお楽しみ出張ですが、今年は東京から鴨川へ行って1泊し、また東京に戻って翌日福井に行く旅程となりました。
是が非でも乗りたいのは塩尻から長野に行く最後の189系『おはようライナー』。学生時代に長野~妙高高原~直江間を実に何回も乗った快速『信越リレー妙高』号の思い出を辿るにも、何とか乗れないものかと思案しました。
仕事があるので大阪を22時以降にしか出ることができません。夜行高速バスで松本へ行き、松本から長野まで乗車して長野新幹線で東京に行くのは間に合うのですが、夜行バスがその日に限って満席。毎日予約センターに電話しましたが無理でした。福井に行く前に塩尻で1泊するのは、これも運休日の日曜日でアウト。「おはようライナー」は断腸の思いで諦めることにしました。
しかも東京~鴨川の往復は先輩方と車移動でしたので、鉄分補給になりません。やけになって東京から福井への移動をグランクラスに乗車することにしました。
宿泊先の新橋から東海道線に乗り、東京駅で新幹線改札に向かいます。駅員さんにグランクラスの待合室はどこかと訪ねると、なんと改札の外なんだとか。またのご利用時にお願いしますと言われましたが、そんな頻繁に乗るものでもなく、残念過ぎます!と、言うことはグランクラスに乗る人は東京駅までタクシーやらで来る人が多いんでしょうか?そんなことはないと思います。改札出て待合室を使えるくらいの配慮はあっていいと思います。
ホームの電光案内板を見ますと、ガーラ湯沢の積雪量がスクロール表示されていました。こんなのを見るだけでゲレンデに行きたくなります。スキーヤーにとっては本当に嬉しいですね。ホームにはちらほら、ボードをもった若い人達もいて、嬉しいです。
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グランクラスはほぼ満席、驚きました。ご夫婦やカップル、日曜日にも関わらずビジネスマン風の方など、多様な客層です。アテンダントの方も、二人体制でおしぼりやウェルカムドリンクの供託をしています。おそらく、立ち上げの時だけワゴンクルーを充当しているのだと思います。私の時代も、のぞみやスーパー雷鳥はそんなことを感じでした。
序盤から飛ばして白ワイン。食事は和食を頂きます。優しい味わいの煮物や焼き物、アテとしてもちょうど良い感じです。白ワイン、大宮までにおかわりです。
続いては東京駅の『祭』で買った、松川弁当店の『米沢牛炭火焼き特上カルビ弁当』を取り出し、ウイスキーにチェンジ。メーカーズマークが運ばれて来ました、これ好きなんですよねー。テンション上がります。このお弁当のお肉、かなり刺しが入ってて、油の甘味が広がります。しかし、タレが少なく、ご飯が硬くて、タレと肉の油がご飯に絡まっておらず、それぞれが独立してるようでした。肉は良いのにもったいないです。
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快適なシートに駅弁、そしてウイスキー。長野に着く頃には6杯目になっていました。かなりご機嫌です。長野でグランクラスは半数が下車していきました。
ここで車内を見て回ります。この車両が出てきたときは、奇抜な塗装で派手だなーという印象でしたが、いつしか見慣れるものですね。
いつも東海道新幹線ばかり乗っていますので、他の新幹線に乗ると新鮮味があります。最近思うのが、デッキ付近がとても綺麗で、ちょっとしたホテルのエントランスのような気にさせてくれます。普通車、グリーン車ともにとても落ち着いた印象です。普通車座席のワインレッドの配色なんかは、窮屈さを和らげる上品さがあるように思います。
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長野からは未乗区間、車窓を満喫すべく、お茶菓子として提供されたブルーベリーのパウンドケーキを食べながら、気を引き締めて珈琲に切り替えますが、睡魔も襲ってきてなかなか集中できません。それでも、青春時代を過ごした赤倉、妙高の山々を眺めれば、感慨深くもなります。20年前、この区間を利用していた『信越リレー妙高』号の189系は、今週で定期運用を終え、車両も最期を迎えます。今では最新の新幹線が、文字通りあっという間に駆け抜けます。隔世の感が凄まじいです。日本海を走る辺りはすっかり寝てしまい、富山も気づかず、いつしか金沢でした。
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2年振りの金沢です。少し時間がありましたので、入場券を買って特急『花嫁のれん』を見に行きます。キハ48改造の観光列車、私の経験では『指宿の玉手箱』のような印象ですが、中身のサービスは解りませんので一概には言えません。先程グランクラスに乗っていたご夫婦二組がこの列車に乗られていきましたので、モデルコースとなっているのかも知れません。津幡に停まるなら乗車して車内の写真を撮りたかったのですが、残念ながら通過で断念しました。2年前にも乗るチャンスがあったのですが、ギリギリ会議と被って悔しい思いをしました。まだまだJR西も観光協会も力を入れているようなので、食事込みで一度ゆっくり乗ってみたいです。このキハ48は壮絶な経歴の持ち主ですから、ぜひ乗りたいですね。
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花嫁のれんを見送り、一旦改札を出て大友桜の弁当屋さんを覗きます。私が乗務時代に仕入れまくっていた『笹寿司』と、豪華な幕の内『彩時記』が無くなっていて驚きました。『加賀百万石弁当』も、200円以上値上がりしています。20年たちましたから、そんなもんですかね。
改札に戻りますと、ポスターサイズの最新時刻表が置かれていて、自由配布されてました。よく旅館やペンションの電話近くに掲示されているポスター、嬉しくて持って帰り、意味もなく寝屋川市の会社に掲示しています。
金沢からは『しらさぎ』に乗り、芦原温泉へ。新幹線の高架工場真っ只中です。芦原温泉には新幹線の駅は出来ません。在来線であれば、芦原、山中、山代、片山津とどこにいこうがあまりアクセスの差を感じさせませんが、新幹線が開通すれば芦原温泉が割を食うのは必然です。タクシーの運転手さんも、そんなことをぼやいていました。
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芦原温泉では越前がにを一杯丸々堪能し、夜は旅館で大宴会。いい時間を過ごしました。帰路は普通にサンダーバードで帰阪。団体行動ですので大人しく帰りました。
鴨川、新橋、芦原温泉と3泊4日の旅で、満喫と呼べるのグランクラスだけでしたが、まあまあの鉄分補給で納得しています。
この旅から約半年、北陸新幹線は大雨の影響で大打撃を受けました。報道を見て愕然としましたが、それでも早期に復旧し、ダイヤも9割以上をキープするなど、関係者の皆さんのご苦労は如何ばかりだったかと頭が下がります。
いつもダイヤ改正前後にあるお楽しみ出張ですが、今年は東京から鴨川へ行って1泊し、また東京に戻って翌日福井に行く旅程となりました。
是が非でも乗りたいのは塩尻から長野に行く最後の189系『おはようライナー』。学生時代に長野~妙高高原~直江間を実に何回も乗った快速『信越リレー妙高』号の思い出を辿るにも、何とか乗れないものかと思案しました。
仕事があるので大阪を22時以降にしか出ることができません。夜行高速バスで松本へ行き、松本から長野まで乗車して長野新幹線で東京に行くのは間に合うのですが、夜行バスがその日に限って満席。毎日予約センターに電話しましたが無理でした。福井に行く前に塩尻で1泊するのは、これも運休日の日曜日でアウト。「おはようライナー」は断腸の思いで諦めることにしました。
しかも東京~鴨川の往復は先輩方と車移動でしたので、鉄分補給になりません。やけになって東京から福井への移動をグランクラスに乗車することにしました。
宿泊先の新橋から東海道線に乗り、東京駅で新幹線改札に向かいます。駅員さんにグランクラスの待合室はどこかと訪ねると、なんと改札の外なんだとか。またのご利用時にお願いしますと言われましたが、そんな頻繁に乗るものでもなく、残念過ぎます!と、言うことはグランクラスに乗る人は東京駅までタクシーやらで来る人が多いんでしょうか?そんなことはないと思います。改札出て待合室を使えるくらいの配慮はあっていいと思います。
ホームの電光案内板を見ますと、ガーラ湯沢の積雪量がスクロール表示されていました。こんなのを見るだけでゲレンデに行きたくなります。スキーヤーにとっては本当に嬉しいですね。ホームにはちらほら、ボードをもった若い人達もいて、嬉しいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/56/6be70316853b76a5a286ea9a0e801524.jpg)
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グランクラスはほぼ満席、驚きました。ご夫婦やカップル、日曜日にも関わらずビジネスマン風の方など、多様な客層です。アテンダントの方も、二人体制でおしぼりやウェルカムドリンクの供託をしています。おそらく、立ち上げの時だけワゴンクルーを充当しているのだと思います。私の時代も、のぞみやスーパー雷鳥はそんなことを感じでした。
序盤から飛ばして白ワイン。食事は和食を頂きます。優しい味わいの煮物や焼き物、アテとしてもちょうど良い感じです。白ワイン、大宮までにおかわりです。
続いては東京駅の『祭』で買った、松川弁当店の『米沢牛炭火焼き特上カルビ弁当』を取り出し、ウイスキーにチェンジ。メーカーズマークが運ばれて来ました、これ好きなんですよねー。テンション上がります。このお弁当のお肉、かなり刺しが入ってて、油の甘味が広がります。しかし、タレが少なく、ご飯が硬くて、タレと肉の油がご飯に絡まっておらず、それぞれが独立してるようでした。肉は良いのにもったいないです。
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快適なシートに駅弁、そしてウイスキー。長野に着く頃には6杯目になっていました。かなりご機嫌です。長野でグランクラスは半数が下車していきました。
ここで車内を見て回ります。この車両が出てきたときは、奇抜な塗装で派手だなーという印象でしたが、いつしか見慣れるものですね。
いつも東海道新幹線ばかり乗っていますので、他の新幹線に乗ると新鮮味があります。最近思うのが、デッキ付近がとても綺麗で、ちょっとしたホテルのエントランスのような気にさせてくれます。普通車、グリーン車ともにとても落ち着いた印象です。普通車座席のワインレッドの配色なんかは、窮屈さを和らげる上品さがあるように思います。
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長野からは未乗区間、車窓を満喫すべく、お茶菓子として提供されたブルーベリーのパウンドケーキを食べながら、気を引き締めて珈琲に切り替えますが、睡魔も襲ってきてなかなか集中できません。それでも、青春時代を過ごした赤倉、妙高の山々を眺めれば、感慨深くもなります。20年前、この区間を利用していた『信越リレー妙高』号の189系は、今週で定期運用を終え、車両も最期を迎えます。今では最新の新幹線が、文字通りあっという間に駆け抜けます。隔世の感が凄まじいです。日本海を走る辺りはすっかり寝てしまい、富山も気づかず、いつしか金沢でした。
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2年振りの金沢です。少し時間がありましたので、入場券を買って特急『花嫁のれん』を見に行きます。キハ48改造の観光列車、私の経験では『指宿の玉手箱』のような印象ですが、中身のサービスは解りませんので一概には言えません。先程グランクラスに乗っていたご夫婦二組がこの列車に乗られていきましたので、モデルコースとなっているのかも知れません。津幡に停まるなら乗車して車内の写真を撮りたかったのですが、残念ながら通過で断念しました。2年前にも乗るチャンスがあったのですが、ギリギリ会議と被って悔しい思いをしました。まだまだJR西も観光協会も力を入れているようなので、食事込みで一度ゆっくり乗ってみたいです。このキハ48は壮絶な経歴の持ち主ですから、ぜひ乗りたいですね。
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花嫁のれんを見送り、一旦改札を出て大友桜の弁当屋さんを覗きます。私が乗務時代に仕入れまくっていた『笹寿司』と、豪華な幕の内『彩時記』が無くなっていて驚きました。『加賀百万石弁当』も、200円以上値上がりしています。20年たちましたから、そんなもんですかね。
改札に戻りますと、ポスターサイズの最新時刻表が置かれていて、自由配布されてました。よく旅館やペンションの電話近くに掲示されているポスター、嬉しくて持って帰り、意味もなく寝屋川市の会社に掲示しています。
金沢からは『しらさぎ』に乗り、芦原温泉へ。新幹線の高架工場真っ只中です。芦原温泉には新幹線の駅は出来ません。在来線であれば、芦原、山中、山代、片山津とどこにいこうがあまりアクセスの差を感じさせませんが、新幹線が開通すれば芦原温泉が割を食うのは必然です。タクシーの運転手さんも、そんなことをぼやいていました。
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芦原温泉では越前がにを一杯丸々堪能し、夜は旅館で大宴会。いい時間を過ごしました。帰路は普通にサンダーバードで帰阪。団体行動ですので大人しく帰りました。
鴨川、新橋、芦原温泉と3泊4日の旅で、満喫と呼べるのグランクラスだけでしたが、まあまあの鉄分補給で納得しています。
この旅から約半年、北陸新幹線は大雨の影響で大打撃を受けました。報道を見て愕然としましたが、それでも早期に復旧し、ダイヤも9割以上をキープするなど、関係者の皆さんのご苦労は如何ばかりだったかと頭が下がります。
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