天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

2020年 ささやかな鉄分補給②

2021-01-02 | 日記
今まで停滞していた行事ごとがgo toトラベルキャンペーンにより一気に回りはじめ、飲み会こそ無いものの、秋は移動が増えました。これが年末の第3波につながるわけですから、決して褒められたものではないのですが、決済に印鑑を押したり、議決は一定以上の出席者が必要だったりと、今の社会システムでは致し方ないところもあるように思います。
11月の東京出張では、一番安いプランで千葉の浦安にあるホテルを選びました。ディズニーリゾートと提携しているホテルです。要は、ディズニーランド、ディズニーシーが入場人数を制限しているので、周辺のホテルに宿泊者が集まらず、値段が安くなっているのでしょう。
現地1日目はうまく予定がまわらず、午後にかなりまとまった時間が空いてしまいました。半年間、鉄分補給していなかったわけですから、無性に旅気分が恋しくなり、当てもなく上野から特急『草津』に乗ることにしました。そうと決まれば、上野駅高架の常磐線ホームにあるコーヒーショップで煙草を嗜みましょう。ここは北千住に住んでいた時によく利用していました。しかし、このコロナ禍のドタバタの中で、煙草が吸える店も激減しましたので、入り口で確認いたしますと、電子煙草のみOKに変わっていました。実は、9月から私も23年吸い続けていた紙煙草を辞めて電子煙草に替えていましたので、こんなところで計らずも恩恵にあやかることが出来ました。

 

コーヒーと煙草を楽しみ、適当な弁当を買って行き当たりばったりの小旅行の始まりです。
特急『草津』は、イメージからすると大人の温泉旅行客が多いのかなと思っていましたが、意外と若いカップルもたくさん乗っていて驚きました。これもgo toトラベルの影響かも知れません。
ハイボールを飲みながら、次の予定と照らし合わせて旅程を組みます。秩父鉄道の東側に乗ったことがありませんでしたので、熊谷から羽生に向かうことにしました。
そうと決まりましたら、ゆっくり651系を満喫します。相変わらず素晴らしい加速、街中を切り裂くような走りっぷりです。9ヶ月振りの651系ですが、鉄分補給がなかった半年間の空白を埋めるには十分すぎる在来線特急の雰囲気でした。

 

熊谷で乗り換え、秩父鉄道の羽生方面に向かいます。ひと昔前なら旧101系だったんでしょうが、今は旧東急車です。ラッピング車やら何やらいるようでよくわかりませんが、なかなか馴染んでいるように思います。新天地にきて早10年、秩父鉄道も様変わりしました。ちなみに、私が乗車したのはジオパーク号というのだそうです。
羽生からは東武線に乗ります。ちょうど『リバティ』の試運転車が走ってきました。300系、350系が引退する噂もありますが、野田線特急の増発もありますので、去就が気になるところです、
羽生から久喜まで普通列車で移動し、特急『りょうもう』号に乗りましてようやく先ほど上野駅で購入した駅弁を広げました。大船軒の『湘南の玉手箱』というお弁当を、埼玉県で食べるのも乙なものです。おかずがたくさん入っていて、酒のアテにもなり満足しました。北千住で『りょうもう』を下車し、その後は仕事で西新井、新橋と渡り、浦安に戻りました。

 

2日目は夕方まで何もなかったのですが、この日は夕方からディズニーシーが貸し切り営業とのことで、その影響で夕方までしか利用できないシーのチケットを購入することができました。せっかくなので仕事を忘れてディズニーシーでお酒を飲みます。浦安で営業し、夕方から一人、シーでお酒を飲んでいたのを思い出します。ぶらぶら散歩してますと、高架線を乗り物が通過していきました。「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」というのだそうです。遊園地の乗り物、といっては失礼ですが、第三軌条方式の立派な電車です。びっくりしました、さすがディズニーです。このアトラクションのスポンサーは株式会社タカラトミーなんだそうです。そういえば、プラレールからディズニー関連の車両がたくさん発売されています。もう40年くらい前ですが、TOMIXから「東京ディズニーランド ウエスタンリバーレールロードセット」というディズニーランドで走っていた汽車と客車が発売されていました。ネット販売されているものを見ますと、中古で20万円、未使用品は37万円の値が付いています。せっかくタカラトミーがスポンサーなのですから、この電車も鉄コレなんかで出してくれたら、レイアウト作りに幅が広がると思いますがどうでしょうか。
意外なところで鉄分補給をすることができました。

 

数日後、子供たちを連れて能勢の妙見山へ行ってきました。能勢電鉄で行くつもりでしたが、妙見口駅からケーブルカーの黒川駅まで徒歩で20分ほどかかるのを知り、子供連れであることから車で行くことにしました。北摂に住んでいながら、駅がこんなに離れているとは知りませんでした。ケーブルカーで上がり、リフトに乗って山頂へ。お詣りをすませリフトで降りますと、お楽しみの「シグナス森林鉄道」です。
本物の鉄道会社、能勢電鉄が運行しているのがこのバッテリーカーで、本格的な第三軌条方式電車がディズニーシーという対比がおかしいものです。大人300円で乗る価値があるかどうかは一般の方にはわかりませんが、歴とした能勢電鉄平野工場制作のバッテリーカーに揺られるのも一興です。駅を出て直ぐに、ラックレール区間もあります。機関車の床下を見ますと、ピニオンが付いています。こんなところでラック&ピニオン方式に出会えるとは思いませんでした。

 

行く先々でちょっとずつ鉄分補給ができた1週間となりました。

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