天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

山セクション5 全体作業1

2011-04-24 | レイアウト
乾燥したプラスターを成型していく。



彫刻刀で大まかに削り、荒いヤスリで円を描く様に削っていき、細かいヤスリで表面を整えた。



ところどころ、削りすぎて発泡スチロールが出てきた。
この工法は初めてだったので、半ば試験的にやってみたつもりだったが、十分通用しそう。
雨天で湿度も高かったので、プラスターを塗るのは次回にする。

その雨が、山セクションにも降ってきた。雨漏りがしていたのだ。
山の木が白っぽくなっていたのでおかしいなとは思っていたが…

この部屋は5年前にも雨漏りをしていて、素人工事でなんとか誤魔化していたが、とうとうダメになった。
一旦作業を諦めて、雨漏りを修理すことにした。

しかしその為にはレイアウトを動かさなくてはならない。
暫く全面運休になりそうなので、名残惜しみに列車を走らせた。



レイアウトの移動。



大きな山の部分の真上の屋根を開ける必要がある。
セクションを結ぶレールを外し、先ずは駅セクションを手前方向にに動かした。



続いて山セクションを同じように動かす。
多くのプラスターやモルタルが流し込まれているので、かなり重い。
ゆっくりと慎重に動かしたが、仮設の鉄橋が全て倒壊した。



雨漏りを修理しながらも運転を楽しみたかったが、全面運休は長引きそうだ。

2時間半ほどの作業。


373系

2011-04-20 | 車両【国鉄・JR】
373系は発売して暫くしてからセールで6両手に入れた。
もう15年も前のこと。
去年、中古で捨て値で売られていた増結3両を購入したが、そのままになっていた。

383系のシールを購入した際、373系のインレタも付いていたので、フル編成に仕立てようとしたが、
5年前にバサーで6両を売ってしまっていたことを忘れていた。
手元には増結3両しかなかったのだ。

それ以来、中古やオークションで格安で売られるのを気長に待ち、ようやく9両が揃った。

373系といえば「ムーンライトながら」。時間設定から下りには3回ほどしか乗ったことは無いが、
上りには数多く乗車している。

中古の寄せ集めなので、先ずは車番インレタをセロテープで剥がすことから始めた。

新たにシャープな書体のジオマトリックスのインレタを貼ろうとするが、上手くいかない。
コルゲートが邪魔で綺麗に貼れない。貼りたくない部分にくっついたりする。上達もしない。

とうとう諦めて、トミックスのものを貼ることにしたが、シートも中古なのでだいぶ車番が掛けている。
クモハの「ク」だけや、数字ひとけただけを貼る必要もあり、コルゲートの幅に合わせて切りだし、
セロテープで固定してバーニシャでこすりつけた。



ヘッドマークは次のように貼り付けている。

←ながら 11番編成(T車) 東海→ + ←伊那路 5番編成(M) 伊那路→ + ←東海 1番編成(T) ながら→

この順序で編成を組んで9両で走らせれば「ながら」
真ん中の5番編成だけで走らせれば「伊那路」
11番編成と5番編成を入れ替えて1番編成のクモハを取り付ければ「東海」
多くの人がこうしているのではないだろうか。



行先サボと号車サボは「電通車輛製造」のシールを張った。
行先は「ながら・東京」
号車は2・4・6号車が喫煙で、4・6号車が自由席の、登場時に見られた上り熱海以東の姿にした。



中間車のカプラーをジャンパ付きカトーカプラーに交換する。
その際、カプラーポケット内部のツメのような部分をデザインナイフで切り取り、遊びを持たせた。
キャスコの10両ウレタンを使用して収納。



インレタ貼りもひとつずつ切りだす必要があったり、シールも片側3か所、前面も入れれば60枚に及んだりと、
毎日コツコツと仕事の合間を見つけては作業をする、意外に時間の掛かった編成だった。




山セクション4

2011-04-19 | レイアウト
丸一日経過したコンクリート法面



思ったよりも頑丈に出来ていたが、表面がかなり荒い。
金属ヤスリでガリガリと表面を削り、均していく。



ヤスリ掛けをしても壊れることがないくらいしっかりと固着されている。
格子の表現がやや太めになり、奥行きが出過ぎてしまった感じがするが、先ずは安心。
次回は3mm程度のゴムシートでやってみたい。



次に取り掛かる部分はより傾斜がきつい。
厚みが取れないため、格子状にすることが難しい。
コンクリートでただ覆っただけの法面を表現してみる。

トミックスのシーナリープラスターを濃いめに溶いて、木工ボンドを少量加えた。
ただ、木工ボンドを加えると強度が増す分、粘りが出て塗りにくい。
また、仕上がりの時に光沢と表面が滑らかになりすぎるので、量を少なくしている。



バターナイフで満遍なく塗って、最後に指の腹で叩いてザラザラ感を出してみた。



橋台部分にもプラスターをたっぷりと塗っておいた。
乾燥したら成型していく。

山セクション3

2011-04-18 | レイアウト
ほぼ1年振りの土木作業。
この1年間はモジュール作成や車両の加工ばかりで、このレイアウトは軽く運転するくらいだった。
忙しかったこともあるが、次に手を付けるコンクリート法面の製作には纏まった時間が必要だったためだ。
コンクリート法面でも、法枠を作りたいと思っていたがどのように作ろうか悩んでいた。
あの凸をどのように表現するか。
木やプラ棒で枠を作ってプラスターを塗ることも考えたが、シャープに仕上げられるか自信が無かった。

そんな時、店舗の駐車場にインターロッキングを貼る工事を見て、凹部にブロックを置き、
セメントを流してブロックを外せば凹凸になるのではないかと思いついた。
木材ではセメントがくっ付いてしまいそうなので、5㎜厚のゴムシートを使用することにした。



トンネルポータルを着色し、入り口に固着した。
ゴムシートを2cm角に切り、取り外しやすいように釘をさしておく。
セメントはホームセンターで売っている、水を混ぜれば固まるタイプの標準的なものにした。

先ずのっぺりとバターナイフでセメントを塗り、少しだけ乾いたところへゴム片を貼り付ける。



その隙間にセメントを「置く」ように乗せ、割りばしで押して隙間に満遍なく充填させた。



落ち着いたころに釘を持ってぐらぐらとゴムをセメントから剥がす。
案の定、ゴムにくっ付いてくるセメントもあったが、爪楊枝でチマチマと元に戻すよう成型した。

最後に薄く溶いたセメントを隙間に流して馴染ませる。
どうにか形にはなったが、乾いたらどうなるか心配。



これだけの面積で3時間掛かった。