天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

485系 スーパー雷鳥 分割編成

2019-06-22 | 車両【国鉄・JR】
私が中学1年か2年かの秋、週休2日制の試験導入ということで、第2土曜日が休みになることになりました。これを活かそうと、貯金箱と相談しながらいつも駅撮りで憧れを懐いていた『スーパー雷鳥』に乗ることにしました。
往路は満席でしたので自由席を選択。しかし、神戸始発の4001Mは大阪入線時に既に満席に近く、咄嗟にクモハ485系の中間運転台の助手席に座り、苦い1人旅のスタートとなったのを鮮明に覚えています。
乗務での思い出も沢山あるスーパー雷鳥。中でも『スーパー雷鳥・信越』で信越線に入り、あさま色の189系とすれ違ったのは忘れられません。



トミックスからは実車デビュー早々に基本7両が発売されました。やがて貫通10連を再現するサハ481-500番台(これがまたサロ481-1000番台塗り替えのなかなかいい加減なものでしたが、当時は基本セットのモハだっていい加減でしたのでこれで満足でした)組み込み増結セットが発売され、そして2006年にHG使用で待望のクモハ485系他、全てリニューアルされて発売されました。
10年以上も放置していた編成ですが、国鉄色10連のしらさぎ編成を仕立てた後の勢いで重い腰を上げました。ところが、多忙で結局半年もかかって整備することになります。

 


説明書通りにトイレットタンクなどのパーツをつけ、色指しをします。白い車体に墨入れは効果的です。ドアコックカバーなどはどうしてもはみ出しますので、乾いてから薄め液で拭き取るのを繰り返します。クーラーにも墨入れしていきますから、10両編成ですからなかなかの作業量です。
今まであまりやってこなかった、屋根の碍子にも色指しを施しました。賑やかな屋根上がさらに充実します。これはいいですね、他の交直流・交流車にもやっていきたいと思います。
種別サボと号車札はペンギンモデルのを、行き先サボはジオマトを貼りました。基本編成は『スーパー雷鳥信越・長野』を、付属編成は『スーパー雷鳥立山・立山』を貼り、思い出深い編成にします。



インレタは最後までスーパー雷鳥分割編成として走り続けたクロ2004番を先頭とする基本編成と、クモハ202を先頭とする増結編成のものを貼り付けました。
こうしていつまで眺めても飽きの来ない、北陸線のクイーン『スーパー雷鳥』がようやく仕上がりました。模型の世界では永遠に羽ばたき続けて欲しいものです。

プラレール 285系サンライズ

2019-06-11 | 模型全般
長男が2歳くらいの時に初めてプラレールを買い与えました。おもちゃ売り場に行くと、大人の私のほうがワクワクするラインナップ。東日本の新幹線はちゃんとカバーが開いて連結器が出てきますし、「こうのとり」は貫通扉がひらくギミックもあります。さらにマスコン型コントローラーや、サウンドが多彩な駅など、Nゲージ製品群にも引けを取らない充実ぶりです。

そんな長男も小学生になりましたので、プラレールもそろそろ卒業でしょうが、まだ次男と一緒に遊んでくれています。そんな息子から、サンライズ瀬戸と出雲を連結させたいと言われました。息子は息子で、輪ゴムとセロテープで上手に連結する手法を編み出していたのですが、ネットでちゃんとした連結器がついている映像を見たらしく、お願いして来ました。
父の威厳を見せつけるチャンスでもありますが、最近Nゲージもろくに触っていないくらい仕事が多忙で、ましてプラレールを加工するのは初めて。変なことを引き受けたなという感じです。

プラレールは縦方向に自由度があるフック型の連結器と、横方向に自由度があるリング型の連結器をくっつけて走行させます。
基本的に電池ボックスとモーターが入っている先頭車後方にリング型、トレーラー車の後尾車にフック型が付いています。加工は後尾車で行います。



連結器側にフックが付いている、ということは、運転室側にリング型連結器を取り付ける棒が付いています。これにそのまま連結器を取り付けられるよう、運転室側の連結器が出てくるところを加工します。
ドリルで穴をあけ、カッターで穴を切りつないで開口し、ヤスリで整えました。1両はこれで完成です。



次は、フック型連結器を運転室側に取り付けます。同じシャーシの車体から移設するのが良さそうでしたが、生憎プラレールの知識が乏しく、バラ売りしていたE5系新幹線を購入し、カプラーポケット部分を切り取りました。
プラバンを重ねて接着し、ボディに入るように成形。ドリルで穴をあけ、ネジを多めに打込みました。子供はものすごい力で連結作業をしますし、落としたりしても壊れないよう、頑丈にします。
最後はフック型連結器が表に出るよう、ボディに前面に縦型の穴をあけ、これで完成としました。



これでサンライズ瀬戸・出雲の併結運転が楽しめるようになりました。気を良くした息子は、次はこれとばかりに京急の車両を渡してきますが、次はシャーシの形状などを考慮して、もっと簡単に作業できる方法を探してみたいと思います。
私のほうがプラレールにハマってしまいそうですね。